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バロー/資材・工具のネット通販「ファースト」を完全子会社化

2018年02月01日 14:07 / 経営

バローホールディングスは2月1日、ファーストの全株式を取得し完全子会社化したと発表した。

同社の代表取締役今野春行氏、今野松子氏が保有する発行済株式(200株)を取得した。

<セミプロDIY店ファースト楽天市場店>
セミプロDIY店ファースト楽天市場店

ファーストは、インターネット専業の資材・工具販売業で、「セミプロDIY店ファースト楽天市場店」や「ファーストYahoo店」などの販売サイトを通じて、プロ(職人)向けの資材・工具を販売している。

ガソリンエンジン溶接機、電動工具、スポットヒーターなどを主力商品とし、約20万品目を取り扱う。

同業種の販売サイトの中でも有数の実績を持つことから、同社のシステムやノウハウを基に、HC事業において店舗の品そろえを補完する機能を構築するほか、グループのインフラを活用してインターネット販売業の効率的運営と拡大につなげる方針だ。

バローのホームセンター事業は現在、建築資材や農業資材の強化により専門性を高めながら、競争力あるフォーマットへの転換を図っている。

しかし近年、資材・工具の分野において、品そろえや価格で競争力を持つインターネット販売業の影響が顕在化しつつある。

HC事業では大型店を新設しながら品そろえを拡充しているが、中小型店においてプロ(職人)が必要とする品そろえが十分でないなど、課題があったという。

ファーストの子会社化に伴い、バローホールディングスと連結子会社から2人が取締役(非常勤)に、1人が監査役に就任する。

代表取締役社長には和賀登盛作(バローHD取締役、ホームセンターバロー代表取締役社長)が就任する予定だ。

2017年2月期のファーストの売上高は7億3200万円、営業利益600万円、経常利益500万円、当期利益400万円だった。

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