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18年春季労使交渉/パートタイマ―賃上率2.82%、3年連続で正社員超え

流通・サービス・製造業の労働組合が加盟する産業別労働組合のUAゼンセンは4月6日、2018年の集中回答日終了時の妥結状況を発表した。

4月2日時点で、1人当たりの妥結率は3年連続でパートタイマーが正社員を超え、均等・均衡処遇に向けた取り組みが進んだ。

1人当たりの平均引上率(制度昇給、ベア等込)で見ると、パートタイマーは2.82%と正社員の2.40%を大きく超え、3年連続でパートタイマーが正社員を超える結果となった。

<正社員とパートタイマーの賃上げ率の比較>
正社員とパートタイマーの賃上げ率の比較
出典:UAゼンセン

同日時点で、正社員は421組合(昨年377組合)、パートタイマーは165組合(昨年187組合)、契約社員は52組合(昨年72組合)が妥結した。

組合員数では、全体の約56%の93%万人超(正社員34万9000人、パートタイマー・契約58万4000人)の組合員の賃金引上げが決まった。

木暮弘書記長は、「これまでは全体の賃金が上がっても中小企業は上がらない傾向があったが、今回は中小企業も賃上げをしている。賃上額は大手に届かないが、賃上率は健闘している。今年は、人材流出を防ぐための賃上が一つの特徴になっている」と労使交渉の概要を解説した。

<木暮書記長>
木暮書記長

正社員では、421組合の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は、単純平均で6441円(2.38%増)だった。前年と比較できる405組合では、単純平均で688円(0.26%)増加し、前年を大きく上回った。

300人未満の組合の妥結平均(制度昇給、ベア等込)は、6073円(2.39%)、300人以上の組合の妥結平均は6818円(2.37%)でほぼ同程度だった。

高卒初任給は80組合で平均4338円、大卒初任給は91組合で平均3344円の大幅引き上げを獲得した。

パートタイマーでは、165組合の時間当たり賃金の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)の単純平均は26.5円、2.76%の引き上げとなった。

組合員1人当たりの平均引上率(制度昇給、ベア等込)は2.82%で、正社員の2.40%を大きく超えた。正社員を上回る賃上率を獲得した組合が半数を超えた。

契約社員では、52組合引上総合計(制度昇給、ベア等込)の単純平均で5510円、2.65%の引上げとなった。前年と比較できる47組合の単純平均は前年を1214円(0.49%)上回った。

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