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スターバックス/ドライブスルーなど「持ち帰りサービス」拡充

2020年03月16日 14:30 / 経営

スターバックス コーヒー ジャパンは、ライフスタイルの多様化から、店外でもスターバックスを楽しみたいというニーズの高まりを受け、TO GO(持ち帰り)、デリバリーサービスを拡充する。

<モバイルオーダー&ペイをドライブスルーで実験>
モバイルオーダー&ペイ

3月18日からは、2019年6月にロンチした「Mobile Order&Pay(モバイルオーダー&ペイ)」のサービスを拡大。静岡市内のスターバックス コーヒー2店舗のドライブスルーレーンで、車に乗ったまま商品の受け取りができるサービスを試験的に導入する。

店舗到着前に公式アプリを通じて行う注文・決済と合わせて、車両ナンバーを登録。ドライブスルーのレーン入口で車両のナンバープレートが自動識別されることで、スムーズな商品のピックアップを実現する。トライアル期間は3月18日~6月30日。実施店舗はスターバックス コーヒー 静岡草薙店、スターバックス コーヒー 静岡中原店となる。

国内スターバックス店舗における支払時の決済手段のうち、キャッシュレスの割合は、昨年から5%伸長し全体の約4割を超えた。

アプリで事前注文・決済を完了し、店舗でのスピーディーな受け取りを実現するモバイルオーダー&ペイは、ビジネス街立地店舗での同サービスを利用した注文件数は、2019年6月の開始時と比較し、約3倍まで増加。ワーキングタイムに合わせたスピーディーな利用を可能にする点が好評なほか、新幹線や飛行機などの交通機関利用前のニーズも高く、駅付近店舗や空港内店舗などでも支持されているという。

2020年4月までには、商品の識別を目的としてカップに貼り付けるラベルに、顧客のニックネームを印字できる仕様にアップデート。これにより、注文商品の確認をしやすくするのとともに、パートナー(従業員)と顧客のエモーショナルなつながりを生むことを期待している。

アプリでの注文時に自身のペースで、豊富なカスタマイズを選択できることへの満足度も高く、モバイルオーダー&ペイを通じてのカスタマイズ注文件数は、同サービスの利用がない場合と比較して約3倍にまで伸びた。

<スターバックス コーヒートラベラー>
スターバックス コーヒートラベラー

また、いれたてのドリップコーヒー約12杯分(ショートサイズ換算)を楽しめる、持ち帰り専用の新タイプのコーヒーポットサービス「スターバックス コーヒートラベラー」を(税別2700円)、3月16日より全国のスターバックスの店舗(一部店舗は除く)で導入した。

事前に予約し、店舗にて受け取ることで、ビジネスからアウトドアまで、好きなシーンにどこへでも持ち運べる。専用容器は環境に配慮したFSC認証紙製でそのまま処分可能。店舗への返却は不要、「Uber Eats」にも対応している。

2019年7月からトライアルをスタートし、今回、全国のスターバックスへと展開した。

さらに、フードデリバリーサービス「Uber Eats」によるスターバックスのデリバリーサービス対応店舗を広げており、3月末までには約290店舗に達する見込み。2020年9月末までには、400店舗で導入する予定だ。

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