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NEC/「セブンイレブン麹町駅前店」に顔認証決済導入

2020年03月16日 14:40 / IT・システム

NECは3月13日、「セブン-イレブン麹町駅前店」(東京都千代田区)において、顔認証決済、商品案内用サイネージの視聴時間測定の実証実験を開始すると発表した。

<「セブンイレブン麹町駅前店」に顔認証決済導入>
「セブンイレブン麹町駅前店」に顔認証決済導入

同店は、2019年12月にリニューアルオープンした実験店舗で、セブン-イレブンの各店で蓄積したノウハウ、最新の機器を導入している。

3月16日より、セブン-イレブン社員向けに顔認証決済の実験を開始。利用者は、専用端末を用いて事前に顔画像、クレジットカード情報、確認用コードを登録することで、セルフレジ支払い時に顔と確認用コードの2要素認証により、簡単かつ安全に決済できるという。

NECは、2018年12月より、セブン-イレブン三田国際ビル20F店においてNECグループ社員向けに顔認証決済の実証実験を行っている。今後は、一般顧客への展開、さらなる利便性・セキュリティの向上に向け、顔と虹彩を組み合わせた認証の活用を検討していく。

なお、顔認証技術はNECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、世界No.1の認証精度(米国国立標準技術研究所による顔認証技術の性能評価で5回目の第1位を獲得)を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用する。

また、2020年5月中旬より、店舗内にある商品案内用サイネージの視聴時間測定を行う。

NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つで、離れた場所から人の視線の向きを高精度に検知できる「遠隔視線推定技術」を活用し、商品案内用サイネージに設置したカメラ映像から人の視線を検知。映像から推定した年齢・性別ごとにサイネージの視聴時間を可視化する。

これにより、商品案内の注目度などの効果測定を支援する。カメラ映像データは即時に破棄されるため、個人を特定可能な情報は保存されないという。

■問い合わせ先
NEC 第一リテールソリューション事業部
E-Mail:info@1rs.jp.nec.com

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