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明治/30億円投資「モッツァレラチーズ」生産ライン新設

2020年08月26日 11:40 / 経営

明治は8月26日、十勝工場(北海道河西郡芽室町)において、同社として初となるフレッシュモッツァレラチーズの生産ラインを新設し、生産を開始したと発表した。

<十勝工場>
十勝工場

国内のチーズ市場は年々伸長しており、2019年度の国内チーズ消費量は過去最高となった。おつまみやおやつとしてそのまま食べることや、食シーンの多様化による料理への使用が増えたことなどを背景にナチュラルチーズが大きく伸長しており、家庭で手軽にチーズを楽しむニーズは増加している。

同社として新たなナチュラルチーズとなるフレッシュモッツァレラチーズを展開するため、約30億円を投資。十勝工場に新たな生産ラインを新設した。

<北海道十勝生モッツァレラ>
北海道十勝生モッツァレラ

新ラインでは、9月28日から北海道・関東(甲信越含む)・関西エリアにて先行発売する「北海道十勝生モッツァレラ」(希望小売価格税別400円、100g)を生産。北海道産生乳のおいしさを最大限に引き出す製法により、こだわったミルク感を楽しめるという。

2019年度のフレッシュモッツァレラ市場規模は、2012年度に比べて約70%増と大幅に伸長しており、家庭で手軽にチーズを楽しむニーズを取り込みたい考えだ。

<フレッシュモッツァレラ市場規模は12年度比1.7倍に>
モッツァレラ市場規模

設備投資を行うことで、同社におけるチーズ事業の強化と、チーズ市場のさらなる拡大を目指す。

■十勝工場および新設するラインの概要
所在地:北海道河西郡芽室町東芽室北1線15-2
生産品目:フレッシュモッツァレラチーズ
稼働時期:2020年8月下旬
投資金額:約30億円

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