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ポーラ/石灰石が主原料のLIMEX製不織布バッグを採用

2020年09月11日 10:20 / 経営

ポーラは9月11日、東京・銀座の旗艦店「ポーラ ギンザ」や百貨店ポーラコーナーのショッピングバッグに、TBMが開発した石灰石を主原料とする新素材LIMEXを使用した不織布バッグを採用した。

「LIMEX製不織布を使用したショッピングバッグは、化粧品メーカーではポーラが初めての導入となる」(同社)。

<LIMEX製不織布を使用したショッピングバッグ>
LIMEX製不織布を使用したショッピングバッグ

ショッピングバッグは、繰り返し使用することが可能であり、従来使用していた紙製バッグと比較し、水や森林資源の削減に貢献できる。

LIMEXを使用していない不織布バッグや石油由来プラスチックを使用したレジ袋などと比較し、石油資源の使用量を削減でき、焼却処分した際のCO2排出量を抑えることが可能となる。

また、百貨店コーナーでは、不織布バッグの他、既に、カタログファイル、店頭コルトンの電飾ポスター、パネルシート、ステッカーなどにLIMEXを採用している。

全国の「ポーラ ザ ビューティー」を含むポーラのショップでも、11月以降順次、これまで使用していたポリエチレンバッグをLIMEXを使用したバッグに切り替える。

<LIMEXを使用したショッピングバッグ>
LIMEXを使用したショッピングバッグ

従来の紙製のショッピングバッグに関しても、11月中旬以降順次、ザ・パックが制作する、森林保護につながる森林認証紙やボタニカルインキを採用し、プラスティックの紐を紙紐に変更するなど環境に配慮した仕様のバッグに切り替える。

そのほか、ザ・パックが推進する「ザ・パックフォレスト環境基金」に参加することも決定した。紙バッグ仕入額の一部を、ザ・パックとNPO法人「地球と未来の環境基金(EFF)」とが協働する森林保全及び植林活動に役立てる。

ポーラ公式オンラインストアでは製品の配送の際、これまでガムテープで閉じる仕様の段ボールにミラーマットを敷き隙間に緩衝材を入れた状態で発送していたが、9月14日以降、フィルム付きのパットとワンタッチ式段ボールを採用し、緩衝材をはじめとする廃棄物の少ない資材梱包へと変更する。

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