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サッポロ/2016年マーケティング方針

2016年01月07日 14:10 / 経営

サッポロビールは1月7日、2016年マーケティング方針を発表した。

2015年のビールテイスト販売数量は前年比95.1%。ワイン・スピリッツ事業の売上金額は、前年比98.8%だった。

創業140周年を迎え、「140年を誇りに、乾杯をもっとおいしく。」をコミュニケーションメッセージに据えた。

引き続き「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」のビジョンのもと、各事業に注力し、ブランドを育成していく。

ビールテイスト事業について、今年のビールテイスト総需要は99%弱と厳しい市場環境が続くと推測している。

今年、事業方針に「ビール強化元年」を掲げ、「エビスビール」と「サッポロ生ビール黒ラベル」両ブランドへ徹底的に注力。

さらに、サッポロ独自の強みを発揮する各種ビールブランドへの積極的な取り組みも行い、売上増を目指す。

また、ノンアルコールビールテイスト飲料で初のトクホ商品「SAPPORO+」など、多様化するニーズに対応するためのオンリーワン商品を開発、育成することも進める。

ワイン事業・スピリッツ(洋酒・RTD・和酒)事業は、ビールテイスト事業に次ぐ太い柱に成長させるため、今後も各事業のテーマに沿ったブランド育成を行う。

今年40周年を迎えるワイン事業は「お客様価値No.1」を目指し、ファインワインの提案を強化する。

昨年から積極的に展開している日本ワイン「グランポレールシングルヴィンヤードシリーズ」、シャンパーニュ「テタンジェ」、「ペンフォールズ」といったファインワインを中心にさらに大きく伸長させる。

洋酒は、引き続きバカルディジャパン社との連携を強化し、ラム「バカルディ」、「ボンベイサファイア」、「デュワーズ」、「マルティーニ」に注力する。

特に「バカルディ」では「モヒート」に続く新提案「ラムハイ」を推進する。

RTDは、「男梅サワー」「ネクターサワーシリーズ」「キレートレモンサワー」など、コラボレーションによる独自価値の提案を引き続き行う。

今年10周年を迎える和酒は、好調な甲乙混和芋焼酎「こくいも」にラインナップを加え、多面展開するとともに、本格焼酎である「和ら麦」は「香るハイボール」、「からり芋」は「さつまスカッシュ」などの飲み方提案による市場開拓を進める。

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