大王製紙/愛媛と埼玉に家庭紙生産設備を新設
2016年10月25日 14:00 / 経営
大王製紙は10月25日、現在休止中の川之江工場(愛媛県四国中央市)と埼玉県行田市(製品加工工場)に、最新鋭の家庭紙生産設備を新設する、と発表した。
生産品種はティシュー、トイレットロール、キッチンペーパーなど、月産能力は約4500トン、投資額は約240億円、稼動時期は2018年10月を計画している。なお、当初計画の約210億円から増額となった理由は、さらなる高付加価値品の生産体制強化と首都圏への加工工場新設を計画したため。
川之江工場は、世界最大級の純臨海工場である三島工場に隣接しており、三島工場から供給されるコスト競争力の高いパルプ・エネルギーを使用する。また、最も需要の多い首都圏については行田市に製品加工工場を新設し、クイックデリバリー体制を構築する。
同社は、ローションティシューや消臭プラストイレットなど、高付加価値品の需要の伸長に対応して増産してきた。今後、さらに需要が拡大し多様化する市場、顧客のニーズに対応できる体制を整備していく。
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