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キユーピー/カット野菜の残さを有効利用、あずま袋を作るワークショップ開催

2017年04月18日 12:20 / 経営

キユーピーは、キャベツの外葉や芯など、商品には使用できない野菜で染めた布を使ってバッグを作るワークショップを開催する。

<野菜で染めた布を使ったバッグ>

製作するバッグは、コンパクトに折りたためて、使うときは風呂敷感覚で結ぶとたくさん物が入る、機能性に優れた日本生まれの「あずま袋」。「マヨテラス」(東京都調布市)を会場に、環境月間の6月から半年間実施する。

キユーピーグループは、マヨネーズやドレッシングといった「調味料事業」のほかに、「タマゴ事業」、「サラダ・惣菜事業」、「加工食品事業」、「ファインケミカル事業」の食品5事業と、「物流システム事業」で構成されている。

サラダ・惣菜事業では、内食向けにカット野菜(パッケージサラダ)を、中食向けには惣菜や弁当を製造・販売。この事業を含めてキユーピーグループ全体では、年間約10万トン(2016年度)の野菜原料を使用している。

このうち、キャベツの外葉や芯、玉ねぎの皮など、商品に使用できない野菜の残さは堆肥化、ポテトピールは飼料化を進めている。今回の企画はその残さの一部で染めた布を使用する。

野菜染めの布は、繊維専門商社の豊島が企画・製作し、「FOOD TEXTILE」という商品名でアパレルメーカーなどに販売している。複数の食品メーカーやコーヒーショップが食品残さを提供し、野菜やコーヒーなどの自然な風合いの生地が生まれている。

ワークショップ開催にあたっては、プリンターやミシンのマーケティング活動を展開するブラザー販売の協力で、ミシンを使用したあずま袋作りが可能となった。

■第1回ワークショップの開催概要
日時:6月13日10:30~/14:30~(各2時間)7~11月の開催日は随時マヨテラスのHPにて公開
場所:マヨテラス (東京都調布市仙川町2-5-7)
定員:各回10名 (1名まで付き添い可、ただし未就学児は不可)
対象:ミシンがある程度使える人(小学校高学年以上)
料金:500円 (材料費・お茶菓子代の一部として/付き添いは無料)
内容:野菜染めの布を使ったあずま袋(1個)の製作、マヨテラス ミニツアー、キユーピーの環境活動の紹介
応募:4月21日9:30からインターネットおよび電話にて予約受付を開始(先着順)。
www.kewpie.co.jp/mayoterrace
03-5384-7770

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