流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





千趣会/ベルメゾンロジスコの出資比率を引き下げ

2021年09月01日 12:00 / 経営

千趣会と住商グローバル・ロジスティクス(SGL)は8月30日、SGLが51%、千趣会が49%出資するベルメゾンロジスコ(BML)の発行済株式を、千趣会からSGLへ15.6%譲渡することに合意し、両者間で株式譲渡契約を締結した。

SGLは、住友商事が100%出資する物流会社で、長年にわたり関東を中心にテレビ通販、Eコマース、メーカー直販といった通信販売事業者向けの物流センターなどを運営している。BMLは、岐阜県可児市と岐阜県美濃加茂市の2カ所で大規模物流センターを運営しており、主に千趣会の通販事業であるベルメゾンで取り扱う商品の管理・梱包・出荷業務を行っている。

SGLがBMLへ出資参画した2017年以降のベルメゾンに関する物流において、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要への対応や共同経営の実績を評価し、今回の合意に至った。

今後、BMLを通じて各々が保有する経営資源、ノウハウ、知見を更に活用し、新技術の導入や機械化・自動化の推進スピードを加速させることで高度な物流を実現し、ベルメゾンだけでなく他の顧客向けの物流サービスも強化するとともに、住友商事グループが持つ量子コンピュータなどの技術を活用し、物流センター内の各工程間の人員の過不足を最小化するなど要員配置の最適化を進め、働きやすい職場作りにも取り組む。

■ベルメゾンロジスコ
本社所在地:岐阜県可児市塩河2232
代表者:代表取締役社長犬山直輝
資本金:1億円
株主:SGL66.6%、千趣会33.4%※出資比率変更後
設立:2012年8月

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧