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ジーユー/大人の男性の認知度拡大、海外に通用する商品開発が課題

2022年10月21日 16:00 / 経営

ジーユーは10月20日、現在のジーユーの商品政策について、大人の男性の認知度拡大と海外に通用する商品開発が課題だとの認識を明らかにした。同日、開催した「ジーユーマロニエゲート銀座店」の内覧会で柚木治社長が明らかにした。

<柚木社長>
柚木社長

柚木社長は、「より大人のお客様に愛用していただくことが課題の一つとなっている。特に男性のお客様は、大人のお客様の構成比が、女性のお客様より低いのが現状となっている。女性のお客様は、かなり購入していただいているが、男性のお客様は、『ジーユーは若者のブランド』というイメージが強い」と述べた。

その上で、「実際は、大人の男性が着用できる商品が揃っている。私自身は、今日だけでなく、ほぼすべての日を靴も含めて、全てジーユーで着用している。商品はあるが、イメージとしてはまだまだ伝わっていないので、この実態を伝えていくのが課題となっている」と語った。

<マロニエゲート銀座店のメンズ売場>
マロニエゲート銀座店のメンズ売場

また、「もう一つは、日本を中心にいままで成長してきたが、今月は、ニューヨークに出店した。よりグローバルなお客様にも楽しんでいただけるように商品を進化させることが、二つ目の課題となっている」と語った。ジーユーは10月7日、米国初の店舗として、ポップアップストアの「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」をオープンしている。

ジーユーの2022年8月期決算によると、売上収益2460億円(前期比1.4%減)、営業利益166億円(17.4%減)と減収、大幅な減益となった。上期は、品番数を十分に絞り込めていなかったことや、生産や物流の遅延の影響で売れ筋商品に欠品が発生したことで、販売に苦戦し、減収、大幅な減益だった。下期は、品番数を絞り込み、マーケティングを強化した結果、カラースラックスやスウェット風のTシャツなどマストレンドを捉えた商品の販売が好調で増収となった。また、値引きを抑制したことで、売上総利益率は改善、売上高販管費率も改善し、下期の営業利益は大幅な増益となった。

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