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スタバ/3年でティー売上2倍超に、若年女性など取り込むティー&カフェ推進

2023年02月17日 14:24 / 経営

スターバックス コーヒー ジャパンは現在、ティー事業を強化している。

<ティー事業を強化と小室氏>
ティー事業を強化と小室氏

スターバックスは、1971年アメリカでの創業時のブランド名が「Starbucks coffee Tea and Spices」で、ティーの量り売りを当初より手掛けていた。2016年10月には、お茶とフルーツ、スパイスなどを組み合わせ新しいティー体験を届ける「TEAVANA」ブランドを日本に導入。多彩なティーメニューを提供してきた。

現在、通常のスターバックス店舗でのティーラテ類、期間限定メニュー、「スターバックス ティー&カフェ」、東京・中目黒の「スターバックス リザーブ ロースタリー東京」にて、ティーメニューを楽しめる。

<恵比寿ガーデンプレイスのティー&カフェ>
ティー&カフェ
※ハーバルティーをテーマにしたピンク色のティーウォール

2020年からは、ティービバレッジを存分に楽しむ業態として「スターバックス ティー&カフェ」をスタートした。ティーに特化した店舗を2023年2月時点で8店舗展開し、2022年のティーの売り上げは2020年比で2倍以上に拡大している。

商品本部カテゴリープランニングチームの小室康明氏は「コロナ禍もあり、ティーによる心身のリフレッシュニーズが高まっている。本格志向、フルーツティー、タピオカミルクティーの人気など、飲み物のし好の多様化もあり、ティーの需要が増加している。当社もコーヒー以外にも、さまざまなシーンに合わせて楽しめるビバレッジの強化を進め、日常に心温まる体験を提供したい」と述べた。

「スターバックス ティー&カフェ」は、東京・六本木の1号店を皮切りに、現在都内3店舗、大阪3店舗、富山、福岡に出店している。ティーの多彩さ、訪れる人の心を豊かで活力のあるものにできるような空間を意識し、グリーンティー、ブラックティー、チャイニーズティー、ハーバルティーをテーマにした店舗を開発している。

1店舗1店舗、幅広い立地で、顧客ニーズを探りながら出店している業態で、20代を含む女性全般の来店が多いという。

<シトラス ラベンダー セージ ティー>
シトラス ラベンダー セージ ティー

「スターバックス ティー&カフェ」では、「スターバックス リザーブ ロースタリー東京」にある「TEAVANA」バーの商品からインスパイアされた茶葉とフルーツ、スパイスなどを組み合わせた独創的なビバレッジ「ティークリエイション」を提供する。

<ティークリエイション>
ティークリエイション
※「ラズベリー&さくらアリュール ティー」(ホット/アイス)。2月15日から発売。Tall税込み648円(持ち帰りの場合)、660円 (店内利用の場合)。Tallサイズのみ

そのほか、抹茶、ほうじ茶などのティーラテ、ティーフラペチーノも用意している。

<ティーフラペチーノ>
ティーフラペチーノ
※「ラズベリー&さくらアリュール ティー フラペチーノ」。2月15日から発売。Tall756円(持ち帰りの場合)、770円(店内利用の場合)。Tallサイズのみ

店頭で販売している茶葉の一部をポットで提供するブリュードティーもそろう。

<ガラスポットで水色も楽しめる>
ガラスポットで水色も楽しめる

2023年1月からは、ガラスポットで提供しており、抽出の様子、フルーツやハーブの美しい水色(液体の色味)を楽しめる。

小室氏は「毎朝コーヒーを飲むが、夕方にはティーでほっとしたいという需要がある。ティー&カフェは女性の利用が多いものの、男性のティーファンが増えていることも感じている。通常店舗でもティーメニューのラインアップを強化し、春は桜をイメージした商品を提案するなど季節限定商品を展開することで、より幅広い層を取り込みたい」としている。

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