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タイミー/働き手・事業者双方向け「検便検査対応」開始

2023年06月28日 11:34 / 経営

タイミーは6月28日、スキマバイトサービス「タイミー」を利用する働き手・事業者双方向けの「検便検査対応」を同月より立ち上げ、食品製造、食品加工関連の求人を掲出する事業者などへの提供を順次開始すると発表した。

これまでにもタイミーでは、検便が必要な求人自体は掲載されていたが、「各企業ごとに都度必要」、「事前の研修会開催/参加」、「検査キットの発送/受取対応」といった手間が発生。事業者・働き手双方にとって不便な面があった。「検便検査対応」の開始により、諸々の手間を軽減し、事業者側が働き手をより確保しやすくなるなどのメリットがある。

<検査の申請フロー>

働き手が検便検査を必要とする仕事に申し込む場合、求人情報から検便申請フォームにアクセスして、検便検査を申請することが可能。受け取ったキットを用いて検便採取し、同封の封筒に入れてポストへ投函後、結果がメールで届くのを待つ。陰性情報を店舗に共有後、勤務可能になるといった流れだ。

検便検査はタイミーが提携する検査会社を通じて実施され、検査費用はタイミーが負担し、働き手・事業者どちらも費用が発生しない。同検査を1回すれば、タイミーに掲載されている検便が必要な求人全てに申し込みが可能になる(ただし、検査の有効期間などの諸条件は求人ごとに異なる)。検査手続きに必要な期間は、申請フォームへの入力から検査結果が出るまで約1週間を想定しているという。

検査できる項目は、赤痢/チフス/パラチフスA/サルモネラ/腸管出血性大腸菌全て(血栓型50種以上対象)。食中毒の原因とされる項目を網羅する検査項目となる。現在の展開状況としては、関東一部エリア(1都3県)、東海一部エリア(愛知、静岡)、福岡県で利用可能。導入予定の業種・職種は、食品製造工場、スーパーの総菜部門などを予定している。今後は、中四国エリア・九州エリアでも導入し、ゆくゆくは、さらに広いエリアでの体制拡充を考えていく。

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