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ユニクロ/全商品で原材料レベルまでの商流を把握

2023年11月07日 16:04 / 経営

ファーストリテイリングは11月7日、「LifeWear=新しい産業」説明会を開催し、原材料調達まで全工程を自社管理する生産体制を目指すと発表した。

ファーストリテイリング

従来、縫製工場や主要素材工場と築いてきた強固なパートナーシップをサプライチェーンの上流工程にまで拡大。生産の全工程で品質、調達、生産体制、環境・人権対応の自社基準を適用、自社でサプライチェーン全体を管理していく。

最終商品から原材料レベルまでサプライチェーン全体を可視化。少数精鋭の生産パートナーに取引を集約する。今後、原材料を指定農場や牧場から調達する取り組みを進める。

また、「サプライチェーンの可視化と集約」の取り組みでは、2023年春夏シーズンから、ユニクロの全商品で、原材料レベルまでの商流を把握。2023年8月までにユニクロ綿商品において、長期的な取引が可能な紡績工程のサプライヤーに集約している。

全素材で、3次取引先にあたる紡績工程においても同様の取り組みを進めていく計画だ。

「生産拠点の多様化」においては、主要生産拠点である中国生産の拡大に加えて、東南アジアでの生産比率が伸長。インドネシア事業、ベトナム事業の国内生産比率は5割以上に拡大。成長市場インドでもさらに国内生産を拡大していく。

「原材料調達管理の深化」では、企画段階で原材料の産地、品質を指定調達し、随時トレースできる仕組みを構築。綿素材から開始し、早期に全素材に拡大する予定だ。

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