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UAゼンセン/正社員・パート6%賃上げ要求を決定

2024年01月23日 17:07 / 経営

UAゼンセンは1月23日、神戸国際会館(兵庫県)にて第12回中央委員会を開催し、2024年春闘は正社員・パート従業員において、6%基準の賃上げを要求することを決定した。

<松浦昭彦会長>
松浦昭彦会長

正社員組合員は、賃金体系維持分に加え4%基準で引き上げ、賃金体系が維持されていない組合は、賃金体系維持分を含め1万4500円、または6%基準で引き上げを求める。

短時間組合員も時給を4%基準で引き上げ、制度昇給分が明確でない場合は制度昇給分を含めた総率として6%基準、総額70円を目安に引き上げを要求する。時給70円アップは2012年UAゼンセン結成以来、過去最高額となる。

連合は「前年を上回る賃上げをめざす」とする方針を決定した。UAゼンセンも物価上昇を明確に上回る賃上げ、生活向上を実感できる実質賃金の引き上げを強く訴えている。

また、パートタイム労働者の「年収の壁」による就業調整問題が年々深刻化していることを受け、意欲に応じて働くことができるよう、被用者社会保険の加入拡大に向けて労使で取り組みを進めるとしている。

そのほか、雇用形態やジェンダーに公正な処遇制度づくり、育児・介護、ハラスメント対策など職場環境全体を見渡した改善、人材育成の底上げなども目指す。

2023年は、正社員が3.64%(前年同組合比1.4%増)、パートタイマーが5.08%(前年同組合比2.8%増)で妥結した。

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