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JTB/訪日外国人向け新サービスで和食体験をサポート

2017年05月24日 11:00 / トピックス

JTB西日本は5月24日、訪日外国人向け和食文化紹介事業として、京都の料亭・割烹で和食体験をしてもらう新たなサービスを開始する。

<JAPANESE RESTAURANT RESERVATION SERVICE in Kyoto>
JAPANESE RESTAURANT RESERVATION SERVICE in Kyoto

京都の料亭・割烹を紹介したガイドブック「JAPANESE RESTAURANT RESERVATION SERVICE in Kyoto」を発行する。英語、中国語(繁体字)に対応する。

掲載店舗数は50軒で、内訳は、料亭スタイル19軒、割烹スタイル19軒、その他(鰻、ハモ、天ぷら、すきやき、しゃぶしゃぶなどの専門店)12軒。

ガイドブックの掲載内容は、店舗名、メニュー、住所、営業時間、休業日、座席数、個室利用料、クレジットカード可否、英語対応スタッフ有無、英語メニュー有無、ドレスコード有無、貸切可否、バリアフリー有無、子供受入れ可否、ベジタリアン食選択可否、喫煙可否。

料金形態は、食事代金、消費税、サービス料込のパッケージ料金で、平均価格帯はランチ5000円~1万5000円、ディナー2万円~3万円。

JTB西日本と京阪電気鉄道が共同運営する訪日外国人専用の観光案内所「関西ツーリストインフォメーションセンター京都(KTIC京都)」と京都主要ホテルで無料で配布し、ガイドブックに掲載された施設の予約と決済代行のサービスを提供する。

訪日外国人が訪日前に最も期待していることは「日本食を食べること(71.2%)」であり、中でも京都における料亭・割烹での「伝統的な和食体験」は関心が高くなっている。

料亭・割烹では積極的な広告宣伝や情報発信を行っていない施設が多く、まだまだ訪日外国人に認知されていないのが実情という。

予約に関してもインターネットに対応している料亭・割烹は少ないため、電話予約が基本となり言語対応の課題が浮き彫りとなっていた。

料亭・割烹はメニューがない「おまかせ」という固有の商習慣を持つなど、訪日外国人にとっては敷居が高くなっている。

今回のサービスでは、オンラインでの予約を受け付けていない施設を含む京都の料亭・割烹の情報をフリーガイドブック「JAPANESE RESTAURANT RESERVATION SERVICE in Kyoto」で提供し、予約と決済をKTIC京都が代行することで、訪日外国人と料亭・割烹施設とのコミュニケーションギャップを解消し、「伝統的な和食体験」の機会を創出するという。

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