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コンビニ/2018年は4チェーン減、店舗数・売上は増加

2019年08月30日 17:40 / 経営

日本フランチャイズチェーン協会は8月28日、2018年のコンビニエンスストアの動向を発表した。

チェーン数は4チェーン減り18チェーンで、店舗数は5万8340店(前年比0.7%増)、売上高11兆2634億7900万円(2.2%増)となった。

<古谷副会長・CVS部会長>
古谷副会長・CVS部会長

古屋一樹副会長・CVS部会長(セブン‐イレブン・ジャパン会長)は、「コンビニは、企業の統廃合や業務提携により、ブランド転換が進み、店舗数の伸びは緩やかになったが、売上高は順調に伸びている。各チェーン・各店舗が店内調理・カウンター商材や中食、デザート、冷凍食品の品ぞろえを充実させた。少子高齢化、単身者世帯の増加、ライフスタイルの変化、食の外部化、嗜好・顧客ニーズの多様化など、食生活の変化に答えた対応が功を奏したと感じている」と述べた。

また、「マーケットは、ECの拡大もあり、お客様の買う場所の選択肢は非常に増えている。コンビニが主に進めてきた中食に、スーパー、ドラッグストアなどあらゆる業態が参入してきている。その中で、1店1店が『地域のお客様にあてにされるお店づくり』が重要になっている。来店動機付け、質の高い商品を提供することによる購買動機づけが不可欠だと強く認識している」と語った。

その上で、「営業面では、お客様のさらなる利便性を拡大する商品・サービスの充実が必要だ。一番大切な加盟店へのサポートを一層強化しながら、各社が切磋琢磨しながら成長を続けている」と業界動向を解説した。

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