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セブンイレブン/古屋会長「様々な課題を成長のきっかけにしたい」

経営/2019年08月30日

セブン‐イレブン・ジャパンの古屋一樹会長は8月28日、24時間営業問題やセブンペイ廃止などの事件が連続して発生したことについて、「いろんな問題はまだ山積しているが、また、セブンが強くなる、さらなる成長のいいきっかけを与えてくれたと思う」と語った。

また、「これからの時代背景の中で、質と接客が伴っていれば、『近くて便利』というマーケットは絶対にある。ただ、加盟店の成長というものが我々の存在意義であり、もう一回、寄り添って一番いい形で進めていきたい。世の中は、見方、環境が変われば、価値観も変化する。いままでの成功体験、いままでが全ていいわけではない。見直すべき点は、見直していきたい」と述べた。

<古屋会長>
古谷会長

同日、開催した日本フランチャイズチェーン協会の記者懇談会で、記者団の質問に答えたもの。以下、主な質疑を掲載する。

――社内の現状はどうですか

古屋 社内は元気で、多感ですし、99%の加盟店は、強いセブン、ブランドに対する信頼は高い。売上が上がるべく、我々はいろんな策をとっていなければいけないなとすごく感じている。

――7月の月次が不調でしたが。

古屋 7月は天候与件で想定外のことがあり、苦戦した。8月は回復しているので、強いセブンが見れると思う。7月、8月は一番、天候に左右される月だ。人の動き、行楽、ドリンク、アイスクリームとか、天候に左右されてしまう。

セブンペイの影響はほとんどない。お客様と加盟店のご迷惑をかけてしまったので、加盟店に各役員が回って、加盟店にお詫びしている。これから、いい施策を提案することが大切だと思う。

――コンビニ業界全体は飽和状態ではないですか

古屋 働く女性が増え、シニア層が増え、1人・2人世帯数が増えるという社会環境の変化の中で、最寄で質の高い商品が、質の高いサービスで買える業態には、チャンスがあると考えている。むしろ、もっと拡大するマーケットがある。

一方で、マーケットがあればあるほど、競争は激しくなる。食品スーパーにしても、他の業態にしても、店に入るとコンビニみたいな商品がある。焼きたてパンがあって、イートインスペースがあって、おにぎり、お弁当、サンドイッチ、調理麺まで売っている。そうすると、お客様はどこで買うか選ぶことになる。

だから、我々は「質」ということを加盟店と確認しあっている。お客様が買った商品のクオリティ、それ感じ良い接客、「いいお店だな、また来たいな」、これが伴えば、出店というか、成長の余地は多分にあると考えている。

――なぜ、加盟店で問題が続けて発生しているのですか

古屋 突然、問題が起きたわけではありません。当然、本部だけが成長すればいいとは、どこのチェーンも思っていない。加盟店の成長が我々の成長であり、加盟店の成長のために、本部がある。

ただ、外部与件からすると、想定もできない人件費の高騰があり、時給が200円くらい上がった。コンビニが育てた中食マーケットに、エキナカも含めて、あらゆる業態が入ってきている。いままでと同じような、売上の成長性というのは、難しく、鈍化してしまうことも事実だ。それらが重なって、いろいろな問題がでていると思う。

いままでも問題はあって、1店、1店、話し合って解決してきた。ただ、いまはインターネットの情報発信もあり、違った意見が世論になってしまうことがある。ただ、そういう人たちにも手を差し伸べていかなければならないと思う。

売上を上げることが全ての解決になると思う。ただ、それでもヒューマンなビジネスである以上、問題はある。

――24時間営業問題に対する加盟店アンケート結果はどうですか

古屋 いま240店が、非24時間営業にしたいと手を挙げていて、うち160店が非24時間営業をやっています。どうしても、直接聞くとオーナーが遠慮をしてしまうことがあるので、いま、個別にアンケートをとっています。そのアンケートを見て、個別に対応しようと思っています。

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