渋谷パルコ/AR、昆虫、日本酒、eスポーツ、音楽カオスな「食」37店
2019年11月21日 17:00 / 店舗レポート
渋谷パルコは11月22日、リニューアルに際し「食」テナントを強化、個性的な37店をオープンする。11月19日マスコミ向け内覧会を開催した。
レストランフロアとして、地下1階「CHAOS KITCHEN(カオスキッチン)」、7階「RESTAURANT SEVEN(レストランセブン)」をメインに食のテナントを展開。他の階にも、カフェやレストランを配置し、「そこに集まり、コミュニティを形成し、空間と時をともに楽しめるような場所」をコンセプトに編集した。
■AR、昆虫、日本酒、物販をミックスした「カオスキッチン」
地下1階「カオスキッチン」は、「食・音楽・カルチャー」をコンセプトにした飲食店と物販店計21店が混在したレストランフロア。ミシュランガイドビブグルマンにも掲載された代官山「Ata」がオーブン料理をメインにした新業態をオープンした。
AR、VRを活用し、魔法のようなパフェが食べられる「ティフォニウム・カフェ」、AIで好みの日本酒を診断、朝日酒造の「久保田」など日本酒をカジュアルに楽しめる「未来日本酒店/KUBOTA SAKE BAR」など、最新技術と食が融合した体験型ショップが登場する。
立ち食いうどんの名店「うどん おにやんま」が商業施設初出店、ジビエ・昆虫料理の新業態「米とサーカス」、新宿2丁目発、老若男女・セクシュアリティなんでもありのMixバー「Campy!bar」など多様な飲食店がそろう。
大人層を意識し、麹町・有楽町で人気の甘味処「おかめ」が出店。定番の最中(5個1100円)、おはぎ(1個300円)、「ソフトぶぶ」(850円)などが楽しめる。
レコードショップ「ユニオンレコード」、フェスグッズショップ「GAN-BAN/岩盤」、アナログレコードをハイエンドなオーディオシステムで聴きながらゆったりと飲食を楽しめるカフェ&バー「クアトロラボ」といった音楽ファン向けの店もラインアップした。
隠れ家のようなリラクゼーション「QOUS(クオース)」や占いコーナーなどもあり、食、趣味、体験などカオスな構成とした。
環境デザインは、建築家の藤本壮介氏が担当。天井・床に鏡面素材を使い、ショップのファサードが映り込み、店の姿が増幅されていくようなカオスな空間を演出している。
■大人・海外観光客向けレストランも充実
7階「RESTAURANT SEVEN(レストランセブン)」では、回転寿司店「金沢まいもん寿司」、焼肉店「渋谷焼肉 KINTAN」、ラーメン店「中華そば専門 田中そば店」などの日本食、ヴィーガン料理専門店「FALAFEL BROTHERS」など7店舗のレストランがオープンする。
<ヴィーガン料理専門店「FALAFEL BROTHERS」>
国内向けだけでなく、渋谷へ来街する海外観光客も楽しめるラインナップとした。
1階には、フードカルチャーを発信する食のニューススタンド「COMINGSOON」、フラワーショップ「the little shop of flowers」に不定期で登場するバー、夜は日本酒スタンドに変わる「HUMANMADE」の新業態など、立ち寄る時間帯や期間で店の顔が変化する新しいショップが入る。
4階に、森枝幹シェフのレストラン「chompoo」が出店。フレッシュハーブをふんだんに使ったタイ料理がそろう。
カフェは、1階にネオクラシックをコンセプトとしたフレンチカフェ「カフェマルリー」、2階に1948年の創刊以来、アートシーンの動向を伝えてきた『美術手帖』がはじめて手がける実店舗で、カフェ&ギャラリー「OIL by 美術手帖」、5階に「スターバックス コーヒー」が出店する。
6階には、日本初のモバイルeスポーツを中心としたパブリックビューイングカフェ&バー「GG Shibuya mobile esports cafe&bar」も登場する。
<GG Shibuya mobile esports cafe&bar>
■渋谷パルコ
所在地:渋谷区宇田川町15-1
https://shibuya.parco.jp/
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