キャンドゥ/11月期は既存店売上高減少で営業利益35.5%減
2020年01月17日 10:00 / 決算
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キャンドゥが1月14日に発表した2019年11月期決算は、売上高712億9700万円(前年同期比0.8%増)、営業利益11億9300万円(35.5%減)、経常利益13億円(34.3%減)、当期利益3億2500万円(59.3%減)となった。
店舗開発戦略では、事業方針「出店の加速と生産性の更なる追求」に伴い、個別案件ごとの最適な取引形態の提案により差別化を図り、話題の商業施設・駅ビル等への出店の実現に努めた。
賃料コストが上昇する中で引き続き、ストアデザインと施工の改良による出店投資の単価低減に継続して取り組み、不採算店舗の退店と併せて、生産性の向上を図った。
新規出店実績は97店(直営店60店、FC店37店)、退店が55店となり、42店の純増となった。期末店舗数は1050店(直営店722店、FC店320店、海外FC店8店)となった。
商品戦略では、中期計画の全社方針「選ばれる独自性の確立」の核となるべく、引き続き商品のオリジナリティの更なる追求を推進した。
差別化戦略をより実効的なものにするために、SNSを通じた情報発信と情報分析を元にした話題商品の発掘や、有名ブロガーや動画クリエイターとのコラボレーション企画を行うなど、当社の強みを生かした施策とプライベートブランドである「DO!STARS」商品の開発を継続して実施した。
物流や環境問題を中心としたコスト上昇に対応するため、取引先との連携により商品のクオリティの向上に努めた。これにより売上高に対する原価率は前年同期と同水準となった。
販売戦略では、顧客目線での売場作りの質の向上を図るとともに、独自キャラクター「はっ犬ワンドゥ」の店舗での撮影会の実施、参加型のイベントとして開催している「ワークショップ」の内容の充実、接客教育の見直しによる「新しい・楽しい売場」をコンセプトにソフト面の充実と合わせて主要店舗の戦略的なリニューアルを実施した。
更に、本部主導での商品発注支援や、SNSと連動した陳列など、商品戦略との連動を意識した施策を実行し、中長期的な視点での差別化に取り組んだ。
店舗における4S(整理・整頓・清掃・清潔)、在庫管理の徹底によるムダ取り、商品発注から受け入れ、陳列にいたるまでの店舗内物流構築などのインフラ整備を継続して実施し、店舗でのムリ、ムダ、ムラを省き生産性の向上を図った。
しかし、直営既存店売上高は前期比で1.2%減となり、売上高が計画を下回ったことにより人件費率が0.2ポイント、賃料比率が0.4ポイント増加した。
システム再構築関連費用等の増加などにより、販売費・一般管理費合計の売上高比率は前期比で1ポイント増加した。
来期は売上高737億5000万円(3.4%増)、営業利益12億円(0.5%増)、経常利益13億2000万円(1.5%増)、当期利益2億3000万円(29.3%増)の見通し。
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