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カネ美食品/3~11月、秋田工場閉鎖で営業利益改善

2020年01月17日 10:20 / 決算

カネ美食品が1月10日に発表した2020年2月期第3四半期決算によると、売上高634億7300万円、営業利益13億500万円(前期は6億9700万円の営業利益)、経常利益13億6100万円(前期は7億8500万円の経常利益)、四半期純利益10億300万円(前期は5億300万円の当期利益)となった。

<カネ美食品のテナント店舗>
カネ美食品のテナント店舗

テナント事業全体の売上高は308億3400万円、営業利益は10億5700万円となった。業態転換に伴う一時閉店や台風、豪雨などの悪天候が要因となり、減収となったが、コストの適正化に努めたことにより増益となった。

創業50周年に伴い、これまでの感謝と今後の成長へとつなげるチャレンジとして、独自の企画「創業50周年記念セール」を実施し、売場の活性化と販売力の強化に努めた。

店舗展開においては、「アピタ」「ピアゴ」からドン・キホーテとユニーのダブルネーム店舗「MEGA ドン・キホーテ UNY」などへの業態転換店舗に、6店を新規出店し、新たなマーケットに応じた商品政策や店舗運営の確立に取り組んだ。

外販事業の売上高は326億3900万円となったが、営業利益は2億4800万円(前期は3億4100万円の営業失)となった。

コンビニエンスストアにおける納品店舗数の減少や物流センターの統廃合等の影響により売上高は伸び悩んだものの、工場運営の精度向上による荒利率の改善や労務費の削減など継続的な経費の適正化に注力した。

そのほか、6月末に業績の低迷する秋田工場(秋田県秋田市)を閉鎖したことも寄与し、利益面では大きく改善した。

通期は、売上高862億7400万円、営業利益12億6400万円、経常利益13億円、四半期純利益7億5000万円を見込んでいる。

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