東京地区百貨店/1月売上高4カ月連続減、暖冬・新型ウイルスで苦戦
2020年02月21日 10:40 / 月次
日本百貨店協会が2月21日に発表した1月の東京地区百貨店(12社25店)の売上高概況によると、売上高は約1292億円(前年同月比2.4%減)で、4カ月連続マイナスとなった。
1月の東京地区は、全国と同様に、売上高、入店客数(3.6%減、4カ月連続)ともに減少した。暖冬の影響から、クリアランスセールを中心に防寒衣料や関連雑貨など冬物商材が不振だった。
インバウンドは、月前半好調推移したことに加え、前年2月だった春節が今年は1月に前倒ししたことから大きく伸ばした。しかし、下旬は新型コロナウイルスの影響で苦戦し、前年との春節対比では若干マイナスとなるケースも見られた。
高額品(美術品・宝飾品、12.4%増)は、時計・宝飾・美術などが好調で、二桁増と高伸した。ラグジュアリーブランド、カジュアルシューズに動きのあった身のまわり品(0.6%増)も、4カ月ぶりに前年実績を超えている。
食料品(0.8%増)は、各社の物産催事やバレンタインなどの食品企画が奏功し、菓子、惣菜ともに3か月連続プラスと増勢が続いている。特に、バレンタイン商戦では、限定品をはじめとした多様な品揃え、イートイン、チョコレートをコアとした各社の趣向を凝らした施策が幅広い客層に好評で活況を呈した。WEB受注においても二桁増の高い伸びを示す店舗が多く見られた。
衣料品(6.5%減)は、コート、ブルゾン、セーターなど冬物アイテムが不調だったが、春物のジャケット、ワンピース、カットソー、ブラウス、スカートなど、春色冬素材の一部プロパー品には動きがあったという。
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