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食品系包装容器製造のオージー／特別清算開始、負債30億円

2023年07月25日 13:09 ／ 経営

帝国データバンクによると元・食品系包装容器製造のオージー（旧商号：ポリマープラス、東京都新宿区）は7月7日、東京地裁より特別清算開始命令を受けた。

同社は、2002年2月に設立後、休眠状態にあったが、2004年4月に商号を新日化ポリマーに変更した。6月に別会社から包装材料事業の譲渡を受けて事業を再開し、2006年6月に商号をポリマープラスに変更していた。

大手量販店、ファストフードチェーン、コンビニエンスストアチェーン向けのプラスチック製飲料カップ、テークアウト用カップ、ふた（リッド）、洋菓子類の容器といった食品系プラスチック包装容器の製造を主力に行っていた。2019年3月期には年売上高約18億5000万円を上げていた。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響に伴いスポーツ観戦、イベント開催が中止となるなど受注は落ち込み、2021年3月期の年売上高は約12億8000万円まで減少していた。新型コロナ関連融資を受けてしのいできたが、原材料価格の上昇などもあって、業況の改善が進まず、厳しい経営が続いていたという。

2022年11月にはグループ企業の事業再編に伴い台和（TDB企業コード：960371041）へ事業を譲渡。12月に商号をオージーに変更、登記面本店を東京都新宿区へ移転して、2023年3月31日開催の臨時株主総会の決議で解散し、今回の措置となった。

負債は債権者1社に対し約30億円。

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