ビックカメラ/9~5月、コジマの郊外店舗好調で増収増益
2021年07月09日 10:40 / 決算
ビックカメラが7月9日に発表した2021年8月期第3四半期決算によると、売上高6364億3400万円(前年同期比2.5%増)、営業利益161億6200万円(102.5%増)、経常利益184億1800万円(84.9%増)、親会社に帰属する当期利益87億8000万円(126.4%増)となった。
感染症によるグループへの影響では、新型コロナウイルス感染症拡大防止を重視する観点から実施していた営業時間の短縮を、緊急事態宣言の再発出に伴い一層強化したほか、一部店舗(Air BicCameraの一部)では臨時休業を継続した。
営業にあたっては、お客と従業員の安全確保を最優先に考え、マスク着用、丁寧な手洗い・消毒、従業員の出退勤時の検温、店内消毒、レジ・カウンターなどへの飛沫感染防止シート設置、ソーシャルディスタンスの確保などの対策を継続して実施した。
ビックカメラでは、都心の昼間人口減少にインバウンドの激減が重なり実店舗の販売は低迷した。インターネット通販事業は、販売を大きく伸ばしたものの実店舗の低迷を補うには至らなかった。一方、都市近郊を中心に事業を行うコジマは、テレワークなどによる商圏内の昼間人口増加などを背景に販売を伸ばした。
店舗展開では、2021年3月5日に「ビックカメラ アミュプラザくまもと店」(熊本県熊本市)を開店した。また、スマートフォンやパソコンといったApple製品の販売や修理・サポートを行うApple専門店として、2020年9月14日に「Bic Style ららぽーと愛知東郷店」(愛知県愛知郡東郷町)、2021年1月28日に「Bic Style イオンモール松本店」(長野県松本市)を開店した。
グループ会社では、コジマが、2020年11月21日に「コジマ×ビックカメラ イオンタウンふじみ野店」(埼玉県ふじみ野市)、2021年3月27日に「コジマ×ビックカメラ イオンタウン茨木太田店」(大阪府茨木市)を開店したほか、2021年7月2日に「コジマ×ビックカメラ イオンモール新利府北館店」(宮城県宮城郡利府町)を開店した。
通期は、売上高8660億円(2.1%増)、営業利益177億円(46.7%増)、経常利益205億円(39.5%増)、親会社に帰属する当期利益102億円(87.1%増)を見込んでいる。
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