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ライフ/3~5月は、前年の内食需要の反動減などで減収減益

2021年07月09日 10:30 / 決算

ライフが7月9日に発表した2022年2月期第1四半期決算によると、営業収益1909億1700万円(前年同期比2.2%減)、営業利益84億1500万円(3.4%減)、経常利益86億300万円(2.6%減)、親会社に帰属する当期利益60億6700万円(2.0%減)となった。

営業収益はコロナ禍で内食需要が急増した前年には届かず減収となったが、荒利率の改善により売上総利益は増益となった。一方、販管費は、採用強化などに伴う人件費の増加に加え、新規出店に伴う賃借料、伸長しているEC強化などの物件費も増加したことから、前年を超えた。そのため、営業利益、経常利益、当期利益とも減益となった。

主な取組みとして、各種民間調査などで高評価を得ているネットスーパー事業で、システム面での更なる利便性向上のために10Xと協業し初のモバイルアプリ版となる「ライフネットスーパーアプリ」の提供を3月から開始した。配送面ではネットスーパー・来店宅配サービスにおける安定した高い品質の配送網を構築するために間口ホールディングスと共同でラストワンマイルを担う新会社「ライフホームデリバリー」を4月に設立した。

また、2019年9月から出店を始めたAmazonプライム会員向けサービスは、配送地域を首都圏では、東京23区と都下4市、神奈川県5市、千葉県13市、埼玉県1市、近畿圏では、大阪市22区と府下18市、兵庫県1市(それぞれ一部地域を除く)に拡大した。

新規店舗としては、3月に東日暮里店(東京都)、4月に溝口店(神奈川県)の2店舗を出店するとともに、既存店舗の葛飾鎌倉店、菱江店の2店舗でお客のニーズの変化に対応した改装をした。

通期は、営業収益7600億円(0.1%増)、営業利益190億円(30.6%減)、経常利益200億円(29.0%減)、親会社に帰属する当期利益125億円(29.9%減)を見込んでいる。

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