ブルーフロント芝浦/浜松町駅直結「GREEN WALK」上に飲食3店舗5/30オープン
2025年05月27日 17:47 / 店舗レポート
野村不動産は5月30日、JR浜松町駅から芝浦エリアをつなぐ緑のアプローチ「GREEN WALK」(東京都港区)上に、飲食店3店舗をオープンする。27日、メディア向け内覧会を開催した。
野村不動産とJR東日本が共同で推進している「芝浦プロジェクト」(東京都港区)の一環で整備した。
GREEN WALKは、高さ約230mのツインタワーを中心とする大規模複合開発「ブルーフロント芝浦」のタワー手前に位置する。浜松町駅や竹芝エリア、芝浦エリアとの回遊性を高めるために、港区道である歩行者専用道路を中心に植栽や水景を整備した。
ランドスケープと一体となった、豊かな緑に開かれた環境の中で、地元で人気の店や新業態店舗など個性あふれる路面店を3店舗誘致。9月に開業する「TOWER S」下層の商業店舗と合わせて、地域の暮らしを賑やかに彩る。
テイクアウトも充実させ、店外空間での喫食利用も見込む。オフィスワーカーが集う平日のみならず、土日祝日は地域住民の憩いの場を目指す。
野村不動産の三宅祐司 芝浦プロジェクト本部 運営部 副部長兼運営課長は「地元で人気のお店やカフェを誘致した。特定の業態を狙って3店舗を誘致したわけでは無く、縁があってお近くの企業に出店いただいたという結果になった。オフィス利用者がメインターゲットだが、この通路(GREEN WALK)ができた今、主要な通行導線となっている。通行する方にも使って欲しい」と述べた。
GREEN WALKの回遊性や見映えを考えた結果、自然と3店舗分の区画ができた。TOWER S下層部の商業機能には約40店舗を集積する予定のため、通路上には中途半端に建築することはせず、回遊のしやすさと見映えを大事にするランドスケープデザインとなっている。
3店舗のうち、浜松町駅からすぐにアクセスできる場所に立地する「Jaho(ヤホ) Coffee & Tea」は、ボストン発のコーヒーショップ。自家焙煎のコーヒーと手作りのお菓子を取り扱う。価格帯はサンドイッチが1080円、タルトが770円、カフェオレが700円ほど(自家製のため不定期な価格変動あり)。
店内の入口付近のカウンター席まではペット(犬のみ)を連れて入店可能。犬の散歩ついでに気軽に立ち寄ることができる。店頭で購入できるオリジナルグッズも多数用意した。
なお、近隣の港区芝5丁目には既存店「Jaho Coffee Roaster & Wine Bar」を構えており、こちらでは10種のサンドイッチやワインを堪能できるという。同店が地域密着型の店舗として人気を集めたことで、近隣での拡大を図り、物件を探していたところ、今回GREEN WALKでの出店が決まった。新店では、芝店で人気の商品を中心にラインアップしている。
次に、アメリカンダイナー「PALM SPRINGS CLUB」では、天然酵母バンズ使用の「本格グルメバーガー」と自家燻製フィッシュの「オープンサンド」をメインに販売。多彩な自家製デリも充実している。ミッドセンチュリーテイストのレトロモダンな空間で、気軽に利用することが可能だ。
主力商品のグレートチーズバーガー(税込1300円)は、パティにチェダーチーズ2枚を乗せ、さらにコルビージャックチーズを上乗せした一品。濃厚なチーズの旨みを楽しめる。
3店舗目「ortu(オルトゥ)」は、野菜たっぷりのイタリア総菜と、スライスしたての生ハムをウリにしているトラットリア。入口すぐにディスプレイされた前菜ショーケースと、イタリア最高峰のベルケル社の生ハムスライサーが顧客を出迎える。
平日ランチの価格帯は1800円、土日祝ランチは2500円ほど。がっつり堪能できるメインディッシュから手軽に楽しめるおつまみまで豊富にラインアップ。さまざまなシチュエーションで楽しめる料理と酒を取りそろえた。
■GREEN WALK
飲食店オープン日:2025年5月30日
所在地:東京都港区芝浦1-1出店
取材・執筆 古川勝平
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