国分グループ/米不足、四季溶け、小容量など時代を捉えた売り場提案

2025年06月17日 15:04 / 販促

国分グループは6月17・18日、都内で首都圏・関信越エリア展示会と低温フレッシュデリカ事業展示会を開催する。

<麺やメキシカンで四季溶けに対応>
麺やメキシカンで四季溶けに対応

「新たな価値創造を国分と~期待を超える卸へ~」をテーマに、生活者のニーズの変化、気候変動、米不足などの課題を乗り越える企画の提案、商品の紹介などを行っている。

近年、夏場の高温が続いており、春と秋が短い「四季溶け」とも言われる状態となっている。

2025年秋冬の食卓も鍋といった定番ホットメニューの立ち上がりが遅くなることが予測される。ホットメニューの立ち上がり前の隙間期間に、2024年伸びた麺メニューやトレンドのメキシカンによる売り場づくりを提案した。

低温フレッシュデリカ事業展示会では、アイスクリーム以外に、冷凍フルーツを売り場で通年展開することで、売り上げに季節の谷間を作らない工夫を紹介している。

<冷凍フルーツはアサイーボウルにも利用できる>
冷凍フルーツ

また、米価格高騰が続く中、代替品となるもち麦を米に混ぜるメニュー、オートミールなど麦カテゴリーも充実させた。

<もち麦など麦カテゴリーが充実>
もち麦

デリカ部門では、デリカベーカリーへの進出を支援。専門機器を使わず、自然解凍や簡単調理品を活用したメニューを提案している。

<デリカベーカリー>
デリカベーカリー

さらに、国分グループが得意としてきた酒類は、「ちょうど酔い」をテーマにした。

酒をあまり飲まない人、量が減った人を取り込む売り場づくりのため、日本酒・焼酎で小容量商品(300ml)を強化した。一升(1.8リットル)、4合(720ml)では多すぎ、飲みきれないという声に応えた。

<日本酒・焼酎で小容量商品を強化>
日本酒・焼酎で小容量商品

缶チューハイ人気に押されがちな日本酒・焼酎は、エントリー層向けにコーヒーやカルピスといった新たな割材を使った飲み方も提案している。

そのほか、人手不足対策として、国分フレッシュ・フードトランスが配膳ロボットのディスプレーに商品情報・キャンペーンを告知する新サービスを展開。

<配膳ロボットが接客も>
配膳ロボットが接客

ロボットの接客という新たな買い物体験、新たなコト売りを提案している。展示会来場者特別パッケージとして、一定期間実店舗に無償導入するサービスも用意している。

なお、両イベントのうち首都圏・関信越エリアは244社、低温フレッシュデリカ事業に109社が出展。約2500人(卸5%、小売80%、その他15%)の来場を見込む。

<約2500人の来場を見込む>
約2500人の来場を見込む

国分/低温卸売事業のサプライチェーン構築へ、メーカーと課題解決目指す

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