ニュウマン高輪/体験型フロア「こもれびら」オープン、文喫の旗艦店も登場
2025年09月11日 14:48 / 店舗レポート
ルミネは、9月12日本格開業する「ニュウマン高輪」(東京都港区)サウス5階に、本・雑貨・食・アートなどが融合した体験型フロア「こもれびら」をオープンする。10日報道向け内覧会を開催した。
ルミネと共に、料金制の本屋「文喫」を運営する日販グループのひらく、「あそび」を軸とした空間・まちづくりに取り組むジャクエツが作り上げた文化拠点となる。
ルミネの表輝幸社長は「ニュウマン高輪はお客様にどれだけワクワク・ドキドキ、生きる歓びを感じていただけるプラットフォームを提供できるかの挑戦。単純にモノを売るのではなく、ニュウマン高輪ならではの体験を届けたい。余白をあえて作り、一人一人の可能性を広げられるような取り組みを強化している」と話す。
フロアには、文喫の旗艦店「BUMKITSU TOKYO」のほか、中川政七商店の旗艦店、フォトスタジオ「クッポグラフィー」、ジャクエツの屋内パーク、ギフト専門店「PRESENTERS ROOM」、ネイルサロン「Spiral Nail Salon」、オールデイダイニング「TOOTH TOOTH BISTRO&CAFE」、クイックな美容室「FaSS」、文具・雑貨のセレクトショップ「HIGHTIDE STORE」などが集結している。
鈴木和馬 ニュウマン高輪店長は「世代を超えて愛される、親も子どももそれぞれ自立して楽しめるフロアを目指した。文喫は有料ラウンジ以外に、無料で入れる書籍売り場を充実させ、いわゆる本屋としての機能を備えている。ほかにも、カフェや記念日向けのフォトスタジオなどを用意。1日中楽しめるフロアとなっている」と説明している。
「BUMKITSU TOKYO」は、店舗面積約3300m2に約10万冊の本、全223席のカフェラウンジを有する、文喫史上最大の新旗艦店となる。
有料のカフェラウンジは、異なる3つのタイプを用意した。
JR「高輪ゲートウェイ駅」を一望できる「Panorama Lounge」(20席)、食事もおしゃべりも楽しめる「Cafe ensemble」(114席)、本に囲まれて自分だけの時間に没頭できる「BOOK BIOTOP」(61席)を気分や用途によって使い分けられる。
利用料は1時間税込み1100円、以降30分ごとに550円(1日最大3850円)。未就学児は無料。共通してWi-Fi・電源利用可、コーヒー・せん茶・紅茶などのフリードリンク付き。
予約制のミーティング ルーム5室(最大4~8人、入場料なし・別途利用料あり)も用意した。
店内レイアウト・什器にもこだわり、ゆるやかにカーブを描く小道、段差や通り穴のある造作の本棚など、店内を歩くだけでも冒険心をくすぐる演出をしている。
そのほか、オンワードグループでギフト事業を展開する大和の「PRESENTERS ROOM」には、定番カタログから、カジュアルでおしゃれなこだわりギフトまでそろう。
若い世代向けのカジュアルギフトは、「サウナ」「ご自愛」「旅」「ビール」など楽しいテーマで、気軽に贈り物をすることを提案している。
ショッピングや読書の合間に、ヘアカット&スタイリングができる「FaSS」も出店している。約20分で髪型を整えられる。
ポトマックが手掛ける「TOOTH TOOTH BISTRO&CAFE」は、フランス発祥の食事クレープ「ガレット」、手打ち生パスタ、天然酵母の焼き立てパンなどを、ランチ、カフェ、ディナーで楽しめる。100席を用意している。
神戸でパティスリーやレストランを展開する、TOOTH TOOTHブランドのビストロ&カフェ業態は東京初出店だという。
■BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー)
オープン日:2025年9月12日
所在地:東京都港区高輪2-21-2 ニュウマン高輪 South 5階
営業時間:11時~20時(飲食 L.O. 19時30分)
定休日:施設の休館日に準ずる
入場料:カフェラウンジを利用の場合(いずれも税込み、未就学児無料)
1時間1100円、以降30分ごとに550円、1日最大3850円
店舗面積:約3300m2
取り扱い書籍:約10万冊(内、カフェラウンジ約2万冊)
企画・運営:ひらく
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