東急不動産は8月9日、二子玉川・銀座・新橋・心斎橋の4つのエリアで、都市型施設の事業化に着手したと発表した。
3月に「東急プラザ銀座」を開業したほか、組合員・参加組合員として参画している道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業が本体着工し、渋谷駅周辺の再開発事業も本格的に開始した。
2020年の東京五輪開催に向けてグローバル都市TOKYOへの脚光が高まるなか、渋谷とその周辺エリアを含めた「広域渋谷圏」を中心に、将来を見据えた都市開発を都内各所で進め、「都市間競争力の強化」に取り組んでいる。
今回、二子玉川・銀座・新橋・心斎橋において、それぞれのエリアの魅力やニーズに合わせた都市型施設を新たに開発する。
ホテルや、オフィスをリニューアルしたコンバージョン型商業施設など、4施設が2017年度に開業する予定だ。
(仮称)玉川二丁目計画は、「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」に近接する「低層のマルチテナント型商業施設」を2017年春に開業するもの。
敷地面積は1158.16m2で、地上3階地下1階に延床面積2614.52m2の建物を設置する。
(仮称)銀座一丁目計画は、オフィスビルの内外装を全面リニューアルし、商業ビルへ転換する「コンバージョン型商業ビル」を2017年春に開業するもの。
銀座一丁目駅徒歩1分の敷地面積174.88m2の立地に、地上7階地下1階、延床面積999.41m2の建物を設置し、店舗を展開する。
(仮称)新橋三丁目計画は、新橋「赤レンガ通り」沿いの、「カンデオホテルズを核テナントとした商業ビル」を2017年冬に開業するもの。
新橋駅徒歩4分の敷地面積463.69m2に地上12階のホテル(126室)と店舗を展開する。延床面積は3847.58m2の予定。
(仮称)心斎橋筋二丁目計画は、関西の主要繁華街「心斎橋筋商店街」に位置する「一棟貸のコンパクト型商業ビル」を2017年に開業するもの。
敷地面積は436.66m2、地上2階地下1階、延床面積約1000m2に店舗を誘致する。
今後も、都心エリアを中心とする、立地特性に合わせた個性溢れる都市型施設を積極的に展開するという。
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