伊藤忠商事は10月4日、米国のスポーツブランド「Ocean Pacific(オーシャン・パシフィック)」の韓国展開において、WOOSUNGI.B.Cとマスターライセンス権に関する契約を締結したと発表した。
2017年春夏シーズンより韓国市場における展開を開始する。2018年にはソウル市内に旗艦店の開設も計画しており、5年後に売上200億ウォン(約18億円)を目指す。
「Ocean Pacific」ブランドは1972年に米国カルフォルニア州で生まれ、本格派サーフブランドとして西海岸を中心に人気を博した。
その後、サーフィンのライフスタイルを、スポーツ、音楽、アート、そしてファッションと融合させ、現在では、ビーチからストリートまで、行動的でファッションに敏感な若者を中心に幅広い層に支持される総合ライフスタイルブランドへと成長している。
伊藤忠商事は、2012年に「Ocean Pacific」ブランドの日本と一部アジアにおける商標権を取得して以来、日本市場を中心に展開を拡大しており、今夏に発表したモデル兼タレントの中村アンさんとのコラボレーション水着がSNS等で話題を集めるなど、若年層を中心に認知度が高まっている。
WOOSUNGIはマリンスポーツ器具メーカーとして1992年に設立され、現在では欧米・アジア諸国に拠点を構え、自社ブランドを中心に世界75カ国で展開する一大企業グループへと成長している。
2014年にKOSDAQ市場に上場を果たすとともに、オランダのマリンブランドの韓国市場における商標権を取得し、今春から、旗艦店のほか大手百貨店などに12店を展開するなど、本格的なブランド事業にも乗り出している。
今般の「Ocean Pacific」ブランドの韓国展開においては、20代~40代の男女をターゲットに、マリンスポーツ分野だけでなく、ビーチからタウンまで、多様なライフスタイルシーンに向けて、アパレルから雑貨まで幅広く展開する。
WOOSUNGIの豊富な経験とノウハウを生かし、マリンスポーツショップや百貨店、Eコマースなど多様な販路を通じて展開するとともに、各種イベントへの協賛やSNSなどでのPR活動にも注力し、韓国市場におけるブランドの認知度を高める。
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