かっぱ寿司/4~12月は当期損失55億円
2017年02月10日 09:49 / 決算
カッパ・クリエイトが2月10日に発表した2017年3月期第3四半期決算は、売上高599億2000万円(前年同期比3.0%減)、営業損失6億6200万円(前期は17億2500万円の営業利益)、経常損失5億1200万円(19億800万円の経常利益)、当期損失55億7000万円(20億6100万円の当期利益)となった。
10月から「かっぱ寿司」のブランド力を回復すべくリブランディングを実施し、「おいしいネタ、はなしのネタ。」をキーワードに魅力ある高品質な商品を投入するとともに、店舗ロゴのデザインを刷新し、新規顧客の獲得とリピーターの増加を目指した。
店舗面では、2016年6月に宇部店、7月に新小岩ルミエール店、淡路店、逗子店、9月に広島呉店、越谷レイクタウン店、六日町店、11月に洲本店、小倉足立インター店、豊中上新田店の計10店を出店した。
しかし、営業戦略の不徹底と作業スキルのブラッシュアップ不足により、店舗オペレーション力の低下を招き、来店客数の減少、商品廃棄ロスと人件費などのコストが増加した結果、売上高と利益が減少した。
昨年10月から実施したリブランディング戦略は、「かっぱ寿司」ブランドのお客様認知度の向上や客単価の上昇などの点において一時的な効果はあったものの、広告宣伝費や販売促進費等の投資を回収するための収益の改善には繋がらず費用が先行したことにより利益を圧迫する要因となった。
併せて大手競合他社の積極的な出店により競争が激化した結果、売上高も低迷した。
収益が低下した店舗について固定資産の減損に係る会計基準に基づく回収可能性を検討した結果、新たに105店舗に対し 13億2200万円の減損損失を計上した。
さらに、繰延税金資産を全額取り崩し、法人税等調整額を37億1800万円計上した。
通期は、売上高788億3200万円、営業損失9億3400万円、経常損失7億3700万円、当期損失59億400万円の見通し。
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