カッパ・クリエイト 決算/4~6月増収増益、ロイヤリティ向上に注力
2025年08月14日 10:51 / 決算
かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイトが8月13日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高181億8900万円(前年同期比2.0%増)、営業利益3億2200万円(214.5%増)、経常利益3億6300万円(151.5%増)、親会社に帰属する当期利益3億3100万円(117.0%増)となった。
主力の「回転寿司事業」の売上高は148億3000万円(1.4%増)、セグメント利益は3億3400万円(187.4%増)だった。
一部の戦略商品の規格見直しや、アクティブシニア向けの優待カードの配布、一部店舗における税込690円からのランチセット販売や食べ放題の実施などを通じて、顧客ロイヤリティの向上を図った。
また、夜間営業時間の延長、「かっぱのゆる呑み」の提供、平日限定のおにぎり販売などを通じて、多様な消費者ニーズに対応した。
一皿一貫55円から提供する施策を全店舗へ拡大し、多様な喫食ニーズに応えるとともに、110円以下の商品を100種類以上取りそろえる価格訴求に取り組んだ。
「デリカ事業」の売上高は33億5900万円(4.8%増)、セグメント損失は2800万円(前
年同期は3000万円の損失)だった。
米をはじめとする主要原材料のコスト上昇に対応するため、販売価格の見直しを実施した。
通期は、売上高801億1800万円(9.4%増)、営業利益19億5100万円(36.1%増)、経常利益19億100万円(30.7%増)、親会社に帰属する当期利益14億4500万円(39.9%増)を見込んでいる。
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