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高島屋/2月期は売上高0.6%減、営業利益3.1%増

2017年04月07日 23:32 / 決算

高島屋が4月7日に発表した2017年2月期決算は、売上高9236億100万円(前年同期比0.6%減)、営業利益340億円(3.1%増)、経常利益372億1500万円(1.5%減)、当期利益208億7000万円(12.4%減)となった。

百貨店業の売上高は、7972億5300万円(1.8%減)、営業利益は121億8200万円(18.7%減)となった。

百貨店業では、新宿店が、日本最大の交通ターミナル「バスタ新宿」開業など周辺環境の変化を捉えて、東神開発と連携して改装を実施した。京都店では、アクセサリー専門館を新たにオープンするなど、街の華やぎに貢献する店舗改装を実施した。

品そろえでは、大人の女性に向け、日常生活を自分らしくアップグレードするための編集ショップ「シーズンスタイルラボ」を、昨年9月、大阪、京都、日本橋、横浜、新宿の大型5店と柏店に導入し、百貨店が得意とする単品編集の買いやすさと、感度の高い品そろえを実現した。

集客策では、「笑点放送50周年特別記念展」、「興福寺の寺宝と畠中光享展」など、自社ならではの企画で来店促進を図った。

NTTドコモとの提携による「dポイント」に続き、昨年10月には、ロイヤリティマーケティングと連携し「Ponta(ポンタ)」のポイントサービスを開始した。

ポイントでの連携のみならず、各社のノウハウや経営資源を活用したマーケティングに取り組み、若年層のお客の来店につなげるなど、新しいお客づくりに努めた。

インバウンド需要は、NTTドコモと提携する海外の携帯キャリアのユーザーを対象としたクーポン配信サービスや、ベトナム、シンガポールなど海外店舗を含めたグループ全体での誘客キャンペーンなど、各種の販促活動を通じて訪日外国人の来店客数を伸ばした結果、免税売上高は、前年から2ケタの増加となった。

来期は、売上高9430億円、営業利益350億円、経常利益375億円、当期利益215億円の見通し。

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