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やまや/3月期、天候不順などにより減収減益

2019年05月13日 12:00 / 決算

やまやが5月10日に発表した2019年3月期通期の連結決算は、売上高1677億5000万円(前期比0.7%減)、営業利益68億9400万円(7.0%減)、経常利益69億4200万円(7.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益32億1600万円(5.2%減)となった。

<やまやのホームページ>
やまや

酒販事業は、売上高1209億9500万円(2.1%減)、営業利益44億8800万円(0.0%)。

酒販事業の売上高については、2017年6月国税庁「新取引基準」の実施によるビール等の値上が
り前に当たる2017年5月に起こった仮需、買い置き需要、それに対する反動、天候不順により、大きく減収となった。

2018年4月、地域密着を図るため、やまやの店舗のうち、奈良県以西の計43店をやまや関西(完全子会社)に、石川県、富山県及び福井県の計15店をやまや北陸(完全子会社)に事業譲渡した。

移転のための出店は、やまや北上店(岩手県)、新規出店は、やまや十和田店(青森県)、やまや相馬小泉店(福島県)、やまや成田はなのき台店(千葉県)、やまや渋川店(群馬県)の5店を出店した。渋川店には、バラエティーショップのダイソーを併設した。

退店は、移転のため、やまや北上店(岩手県)、やまや江刺店(岩手県)を閉店し、また、やまや南仙台店(宮城県)、やまや星が丘店(神奈川県)、やまや市原五所店(千葉県)、やまやシュロアモール筑紫野店(福岡県)の6店舗を閉店した。

2019年3月末の酒販店の総店舗数は、327店(前年同期比1店減)となった。

既存店の改装は、福岡県と山口県で展開していた「びっくり酒店」3店舗(知古店、那珂川店(福岡県)、新下関店(山口県))を「酒のやまや」へ屋号変更する改装を実施し、酒販事業全店舗の「やまや」への屋号変更を完了した。

また、西日本地域の店舗を中心に、豪雨・地震被害からの復旧のため、38店舗の補修工事と改装を実施した。

外食事業の業績は、売上高481億9700万円(3.1%増)、営業利益23億9800万円(17.7%減)。

250店(直営50店。FC200店うち海外FC14店)の飲食店を展開する、つぼ八が12月より加わり、2019年3月末の飲食直営店は、524店(前年同期比54店増)、飲食FC店は、474店(同195店増)となり、飲食店の総店舗数は、998店(同249店増)となった。

次期は、売上高1750億円(4.3%増)、営業利益70億円(1.5%増)、経常利益71億円(2.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益32億5000万円(1.0%増)を見込んでいる。

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