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リテールパートナーズ/既存店改装・商品差別化で3~5月営業利益3倍

2020年07月13日 12:55 / 決算

リテールパートナーズが7月10日に発表した2021年2月期第1四半期決算によると、営業収益627億4100万円(前年同期比10.0%増)、営業利益29億4200万円(約3倍)、経常利益31億2900万円(約2.7倍)、親会社に帰属する当期利益23億2000万円(約3.1倍)となった。

既存店の改装による店舗力の強化と、商品の差別化戦略による客数増及び利益率の改善を図るとともに、生産性向上と経費削減により収益力の回復に取り組み、増収増益となっている。

スーパーマーケット事業は、営業収益577億8300万円(9.5%増)、営業利益28億4600万円(約2.9倍)だった。

丸久は、営業政策として、売場運営レベルの向上を図るため、週間販促プロモーション「店長の太鼓判」企画の強化及び曜日別・時間帯別サービスの強化を行っている。

マルミヤストアは、商圏立地にあわせた品揃えと地域実勢売価での販売及び売上原価、人件費などのコストの適正化に注力し、業績の向上に取り組んだ。

新鮮マーケットは、「大分県内における生鮮特化型スーパーマーケットNo.1」を合言葉に、生鮮部門の在庫の適正化による鮮度・品質の向上に注力し、固定曜日・固定企画の販売点数増加に挑戦するほか、経費の重点管理によるコスト低減に努め、生産性の向上を図りながら、業績の改善を推進した。

マルキョウは、仕入れ、販売、商品力強化や売場拡大による生鮮強化型の店づくりと店長を中心とした店舗完結型経営による店舗力の強化、原価低減、ロス削減、生産性向上と経費削減による収益力の向上により業績の改善を進めている。

店舗展開には、丸久は、2020年3月1日付で中央フードを吸収合併したため、営業店舗数は88店舗(うち「アルク」は43店舗)となっている。

マルミヤストアは、2020年4月にマルミヤストア清武店(宮崎県宮崎市)を改装し、営業店舗数は42店舗。新鮮マーケットの営業店舗数は14店舗となった。

マルキョウは、2020年3月にマルキョウ田村店(福岡市早良区)を改装し、同年4月に久留米インター店(福岡県久留米市)を新設した。また、同年3月に南久留米店(福岡県久留米市)、同年4月にニュー吉野店(福岡県大牟田市)を閉鎖し、営業店舗数は86店舗。グループ計5月末の営業店舗数は、230店舗となっている。

ディスカウントストア事業は、営業収益49億7700万円(16.4%増)、営業利益1億5700万円(約2.3倍)だった。

通期は、営業収益2363億円(3.3%増)、営業利益62億5000万円(39.9%増)、経常利益70億円(34.2%増)、親会社に帰属する当期利益42億5000万円(89.7%増)を見込んでいる。

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