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いなげや/内食需要増で4~6月増収増益、通期上方修正

2020年08月04日 11:30 / 決算

いなげやが8月4日に発表した2021年3月期第1四半期決算によると、営業収益692億9000万円(前年同期比11.2%増)、営業利益30億6700万円(前期は5億3600万円の損失)、経常利益31億4300万円(前期は4億5100万円の損失)、親会社に帰属する当期利益21億2000万円(前期は3億7000万円の損失)となった。

スーパー事業は、セグメント別売上高(外部顧客)は553億5800万円(12.8%増)、セグメント利益は28億1300万円(前年同期は7億1200万円のセグメント損失)。

新型コロナウイルス感染症の流行による生活様式の変化に伴い客数は減少したが、生鮮品を中心とした需要拡大を背景に一人当たり買上点数、客単価が伸び、既存店売上高が前年同期比12.9%増で、増収増益を計上した。

店舗の臨時休業や営業時間の短縮が行われた一方で、在宅比率の高まりにより内食需要が拡大した。

店舗数は、前連結会計年度末から変動なくいなげやの135店舗と三浦屋の9店舗を合わせて144店舗となっている。

ドラッグストア事業は、セグメント別売上高(外部顧客)は111億3700万円(前年同期比5.0%増)、セグメント利益は1億5500万円(52.2%増)。

ウェルパークにおいては、生活サポートドラッグストアの実現を目指し、「継続的な成長の為のチェーンストア経営の再構築」を基本方針として課題に取り組んでいる。

出店地域での商圏シェアの拡大を目指し、新規出店のほか、地域・顧客・立地環境に合せた店舗改装・販売促進・価格設定を進めている。

店舗は、スクラップ&ビルドにより所沢小手指店を閉鎖し、所沢青葉台店、新所沢西口店(いずれも埼玉県所沢市)を新設した。6月末における店舗数は138店舗となった。

通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、外出自粛要請や休業要請の動きが強まり、店舗の臨時休業、営業時間の短縮が行われた一方で、在宅比率の高まりにより内食需要が拡大、第1四半期における売上高は計画を大きく上回ったことから、上方修正した。

営業収益は前回予想比30億円増の2580億円(前期比1.5%増)、営業利益16億円増の40億円(71.7%増)、経常利益15億円増の42億円(60.1%増)、親会社に帰属する当期利益6億円増の14億円(約2倍)を見込んでいる。

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