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いなげや/4~12月はコロナ禍で内食需要高まり増収増益

2021年02月02日 10:40 / 決算

いなげやが2月2日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、営業収益2043億5600万円(前年同期比6.5%増)、営業利益62億7500万円(前期は4億1000万円の利益)、経常利益65億2200万円(896.6%増)、親会社に帰属する当期利益45億5100万円(前期は1億6900万円の利益)となった。

スーパーマーケット事業の売上高(外部顧客)は1629億5300万円(7.4%増)、営業利益は54億5900万円(前期は9500万円の営業損失)となった。

売上高は、新型コロナウイルス感染症の流行による生活様式の変化に伴い客数は減少したが、一人当たり買上点数、客単価が伸び、既存店売上高は7.6%増となり、増収となった。

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、お客の生活様式が変化したことで内食需要が高まり、青果、鮮魚、精肉などの生鮮食料品を中心に、買上点数が堅調に推移した。

また、消費環境の変化に対応すべく、衛生対策や既存サービスの見直し、チラシ訴求方法の刷新といった3密を控える買い物スタイルの定着化に向け、全社一丸となって取り組んだ。

いなげやでは、ina21小平鈴木町店(東京都小平市)を新設した。また、既存店の活性化を引き続き推進し、三鷹牟礼店(東京都三鷹市)、白金台店(東京都港区)の改装を実施した。

加えて、老朽化した設備を更新し安定した商品の供給体制を構築していくため立川青果・生鮮センター(東京都立川市)を移設した。

一方で、いなげやで3店舗、三浦屋で1店舗を閉鎖したことにより、期末店舗数は、いなげやの133店舗と三浦屋の8店舗をあわせて141店舗となった。

ドラッグストア事業の売上高(外部顧客)は331億3400万円(3.0%増)、営業利益は5億8300万円(96.3%増)だった。

スクラップ&ビルドにより所沢青葉台店(埼玉県所沢市)を新設、また新所沢西口店(埼玉県所沢市)を新設した一方、3店舗を閉鎖した。また、既存店の活性化を引き続き推進し、川越南大塚東店(埼玉県川越市)など、10店舗の改装を実施した。期末店舗数は136店舗となった。

通期は、営業収益2610億円(2.6%増)、営業利益60億円(157.6%増)、経常利益62億円(136.4%増)、親会社に帰属する当期利益35億円(410.5%増)を見込んでいる。

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