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アークス/3~5月、チラシやポイントで販管費増加し増収減益

2021年07月05日 10:50 / 決算

アークスが7月5日に発表した2022年2月期第1四半期決算によると、売上高1426億1500万円(前年同期比1.5%増)、営業利益42億5600万円(27.2%減)、経常利益46億5800万円(26.1%減)、親会社に帰属する当期利益28億8300万円(32.2%減)となった。

売上高はオータニのグループ入りの寄与により、増収となった。一方で、前年は折込みチラシやポイントサービスなどを自粛したため、販促費をはじめとする販管費が大きく抑えられたが、第1四半期連結累計期間は、競合対応などの観点から販管費が例年並みの水準に戻った結果、営業利益、経常利益、当期利益は減益だった。

営業面では、お客の節約志向の高まりに対応して、ラルズでは「生活防衛価」企画、ユニバースでは「家計応援」企画などを通じて価格訴求を強化するとともに、品ぞろえの充実、品切れの防止など店舗運営の基本を徹底することにより顧客満足度の向上に努めた。

2019年10月に本格稼働した新基幹システムは、新たにグループ入りする企業のシステム導入にも迅速かつ容易に対応することを想定して設計したが、伊藤チェーンへの導入については約7カ月間の統合作業を経て3月1日の稼働に至った。標準化と業界の特殊性を両立させたシステムプラットフォームとして、今後も更なる企業価値向上の起爆剤とすべく活用する。

通期は、売上高5720億円(2.7%増)、営業利益162億円(8.7%減)、経常利益180億円(7.7%減)、親会社に帰属する当期利益111億円(14.4%減)を見込んでいる。

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