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フジ/3~5月、衣料品の在庫削減などで増収増益

2021年07月05日 10:40 / 決算

フジが7月5日に発表した2022年2月期第1四半期決算によると、営業収益781億4900万円(前年同期比6.5%増)、営業利益17億500万円(149.2%増)、経常利益22億8000万円(145.0%増)、親会社に帰属する当期利益14億6600万円(326.2%増)となった。

グループは、引き続きお客と従業員の安全・安心の確保に注力するとともに、コロナ禍で続く巣ごもり需要、非接触化や「3密」回避など定着しつつある新しい生活様式への対応を推し進めた。

加えて、商品管理を徹底し、廃棄ロスや在庫の削減に取り組んだ。また、前期コロナ禍による需要変化により業績が悪化した飲食業を始めとする子会社では、事業構造の再構築を進めた。

中核事業と位置付けるスーパーマーケット事業は、コロナ禍における需要変化への対応を継続するとともに、競争力強化を目的とした安さへのさらなる対応などに注力し、堅調に推移した。

期待を上回る新しい提案があふれ、より安全で利便性の高い「最新店舗」づくりを目指し、新規出店と既存店の活性化による成長と拡大を進めており、それらを支えるべくサプライチェーンの整備やデジタル化の推進など、事業インフラ整備の推進にも取り組んだ。

直営の衣料品は、ニーズに合わせた売場の拡縮などに取り組むことで販売効率を高め、また、商品展開期間を短縮することで在庫の削減を図るなど、マーチャンダイジングの見直しを進めた。

さらに、アパレルや飲食店を中心としたテナントにおいては、大型ショッピングセンターにおいて客数が緩やかに回復したこともあり、コロナ禍前の水準には至らぬものの、前期実績を上回った。

店舗においては、3月にフジ古市店(広島市安佐南区)を新設した。また、4月にはフジグラン東広島(広島県東広島市)の改装を実施した。2020年夏から1年をかけて大規模なリニューアルを実施しているエミフルMASAKI(愛媛県伊予郡松前町)は、3月から4月にかけて新規25店舗を含むテナント38店舗がオープンした。2021年夏には、別棟アミューズメント施設のオープンを予定している。

通期は、営業収益3200億円(1.5%増)、営業利益67億円(12.0%増)、経常利益86億円(7.3%増)、親会社に帰属する当期利益51億円(22.0%増)を見込んでいる。

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