三菱食品/3月期営業利益21.9%増、物流コストなど販管費減少
2022年05月09日 11:00 / 決算
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三菱食品が5月9日に発表した2022年3月期決算によると、売上高1兆9556億100万円、営業利益190億3600万円(21.9%増)、経常利益203億7100万円(20.5%増)、親会社に帰属する当期利益139億4900万円(25.9%増)となった。
売上高は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者減少に伴い、経済活動の制限が緩和されたことにより、一部の業態で回復基調が見られたものの、前年の家庭内食品需要の反動減や取引の見直しにより、1兆9556億100万円となった。なお、期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号、2020年3月31日)を適用しており、前期比の増減率は記載していない。
利益面では、物流コストを含む販管費の減少などにより増益を計上している。
加工食品事業は、売上高は6701億600万円、営業利益は46億9100万円(27.5%増)。売上高は、スーパーマーケットやドラッグストアを中心に、前年の家庭内食品需要の反動減、取引の見直しにより減少した。利益面は、売上高減少に伴う売上総利益の減少があるものの、物流コストを含む販管費の改善により前年同期を上回った。
低温食品事業は、売上高は5421億8200万円、営業利益は91億9700万円(27.2%増)。売上高は、業務用商材を中心に一部の業態で回復基調が見られたものの、取引の見直しにより減少した。利益面は、一部業態の回復による物流効率化や取引の見直しに伴う物流コストの改善で増益だった。
酒類事業は、売上高は4711億900万円、営業利益は37億4500万円(4.3%減)。売上高は、ディスカウントストアとの取引伸長により増加した。利益面は、品種別構成比の変化に伴い利益率が低下したことにより、前年同期を下回った。
菓子事業は、売上高は2696億800万円、営業利益は30億400万円(17.7%増)。売上高は、輸入菓子の取り扱いが好調に推移したものの、取引の見直しにより微増。利益面は、巣ごもり需要に対応した高付加価値商材などが堅調に推移し、売上総利益の増加に寄与したことに加え、販管費の改善により前年同期を上っている。
次期は、売上高1兆9900億円(1.8%増)、営業利益199億円(4.5%増)、経常利益215億円(5.5%増)、親会社に帰属する当期利益140億円(0.4%増)を見込んでいる。
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