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しまむら/3~8月、主力のしまむら事業堅調で増収増益

2022年10月04日 10:30 / 決算

しまむらが10月3日に発表した2023年2月期第2四半期決算によると、売上高3013億4800万円(前年同期比5.9%増)、営業利益289億1900万円(14.1%増)、経常利益296億8000万円(14.9%増)、親会社に帰属する当期利益206億2000万円(18.3%増)となった。

<しまむら>
しまむら

主力のしまむら事業は、ブランド力の進化のため、自社開発ブランド(Private Brand、以下PB)とサプライヤーとの共同開発ブランド(Joint Development Brand、以下JB)の品揃えを拡充した。PBは夏物の肌着や寝具、帽子やひんやり雑貨の他、高価格帯の「CLOSSHI PREMIUM」も機能性を強化して好調だった。また、JBやインフルエンサー企画でトレンド提案を強化し、旬のキャラクター商品を積極展開したことで客数が増加した。

在庫管理では、上海のロックダウンにより一部商品で納期遅れが発生する中、サプライヤーと連携して対処した結果、6月下旬以降の猛暑に対して夏物を十分に準備することができ、7月度は売上を大きく伸ばした。

広告宣伝では、デジタル広告を中心とした新規販促媒体の拡大で客数が増加した。チラシの打出しではインナーフェアなどの新企画が好調だった。店舗別対応では都市部限定チラシで該当店舗の売上が伸長した。当第2四半期連結累計期間は2店舗を開設、1店舗を閉店し、1422店舗となった。また、売上高は前年同期比4.5%増の2251億9200万円(4.5%増)となった。

バースデイ事業は、JBの展開を拡大し、主力JBの「futafuta(フタフタ)」はブランド10周年企画が好調だった。新生児向け新規JBの「Cottoli(コトリ)」はギフト提案の強化により売上を伸ばした。また、行楽・帰省需要により、ベビーカーやチャイルドシート、スイムグッズや浴衣・甚平も好調だった。販促では、新規販促媒体の拡大やインフルエンサーの活用など、デジタル販促の多様化が集客力強化に効果があった。第2四半期連結累計期間は2店舗を開設、2店舗を閉店し、店舗数は310店舗となった。また、売上高は359億4800万円(6.4%増)だった。

通期は、売上高6066億800万円(3.9%増)、営業利益520億5800万円(5.3%増)、経常利益529億9800万円(4.8%増)、親会社に帰属する当期利益371億9700万円(5.0%増)を見込んでいる。

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