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カワチ薬品/4~12月売上高2124億円、調剤併設を推進

2023年01月27日 10:40 / 決算

カワチ薬品が1月26日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高2124億7400万円、営業利益57億7900万円(前期は62億5800万円の利益)、経常利益65億6600万円(前期は70億700万円の利益)、親会社に帰属する当期利益41億700万円(前期は46億3400万円の利益)となった。

カワチ薬品

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号、2020年3月31日)を第1四半期連結会計期間の期首より適用しており、対前年同四半期増減率は記載していない。

専門性強化策として調剤併設を進め、感染症対策としての予防関連商品の販売に注力し、抗原検査キットの確保に努めた。上期に引き続き店舗の改装、営業時間の延長による利便性の向上を図っている。

また、同社が取り扱う生活必需品において、原材料価格の高騰による値上げが相次ぐ中、相対的優位性を保つべく、物流を生かした一括仕入れを行い、商品の確保と販売価格の低減に注力しながら販売を促進した。

一方、店舗作業効率化のため、前期末にセルフレジの導入を推進。その稼働率向上に取り組み、コスト低減に努めた。店舗では照明の間引きなどの節電対策を行ったことにより、電力の使用量は抑制されたものの、燃料調整費の上昇から水道光熱費は押し上げられ、つれて販管費は上昇した。

新規出店は、既存地区である、山形県、栃木県に各2店舗、茨城県、千葉県に各1店舗、計6店舗。調剤薬局は、宮城県、茨城県、栃木県に各2件、山形県、福島県に各1件、計8件を既存店に併設した。なお、栃木県の1店舗を退店した。これにより同社グループの店舗数は、計360店舗(内、調剤併設140店舗)となっている。

通期は、売上高2800億円、営業利益70億円、経常利益81億円、親会社に帰属する当期利益46億円を見込んでいる。

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