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関西フードマーケット/4~12月は、改装推進などで増収増益

2023年02月06日 11:40 / 決算

関西フードマーケットが2月3日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高2831億9300万円、営業利益45億9900万円(前期は40億2700万円の利益)、経常利益42億1200万円(前期は33億6500万円の利益)、親会社に帰属する当期利益28億4200万円(前期は29億1900万円の利益)となった。

<関西フードマーケット>
関西フードマーケット

イズミヤと阪急オアシスでは、チェーンオペレーション徹底による利益改善を目指し、MD再構築による売上増加と粗利率改善、仕入統合による粗利率改善、店舗オペレーションの見直しによる人件費削減、経費の見直しなどの施策に取り組んだ。一方で、前年のコロナ禍における内食需要増大の反動や物価上昇が消費者心理に影響を与えたことで、減収となった。

イズミヤでは、6月にデイリーカナート天下茶屋店(大阪府大阪市)、9月に千里丘店(大阪府吹田市)を改装した。阪急オアシスでは4月に「健康」「サステナブル」「多世代共生」をテーマにした吹田SST店(大阪府吹田市)を出店し、10月に池田店(大阪府池田市)を改装した。販売費・一般管理費は、2社ともに光熱費は増加し利益を押下げた一方で、チェーンオペレーション徹底などにおいて人件費等コスト削減に取り組み、前年実績、計画ともに下回った。

関西スーパーマーケットでは、「健康経営」「生産性の向上」「教育」を3つの柱とし、保健師巡回による健康相談の実施、スライド棚設置やスチームコンベクションの増設、全店店長を対象とした店長研修会の実施等の取組みを行った。改装は、4月に牧野店(大阪府枚方市)、6月に京阪大和田店(大阪府門真市)、7月に永和店(大阪府東大阪市)の3店舗で実施した。販売費・一般管理費は、光熱費が増加した一方で、消耗品費等の見直しなどにより、前年実績、計画ともに下回った。

通期は、売上高3750億円(31.9%増)、営業利益65億円(12.0%増)、経常利益59億円(19.4%増)、親会社に帰属する当期利益23億円(72.5%減)を見込んでいる。

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