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クオールHD/4~12月、M&A・新規出店で増収も物価上昇などで減益

2023年02月06日 11:30 / 決算

クオールHDが2月3日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高1261億100万円(前年同期比1.2%増)、営業利益68億4100万円(1.2%減)、経常利益70億9400万円(0.3%増)、親会社に帰属する当期利益41億5800万円(0.1%増)となった。

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保険薬局事業の売上高は1152億8600万円(0.3%増)、営業利益は82億7500万円(1.6%減)となった。出退店状況は、新規出店19店舗、事業譲受2店舗、子会社化による取得8店舗の計29店舗増加した一方、閉店により8店舗減少した結果、事業全体で店舗数は855店舗だった。

薬局運営は、前期より新たな事業の柱としている在宅・施設調剤の積極的な展開や『クオールおくすり便(LINEミニアプリ)』の機能拡充を図る等、社会的ニーズへの対応と利用者の利便性向上に努め、さらに質の高い薬局を目指して運営した。

業績は、前期に実施したM&Aや新規出店の寄与と、在宅・施設調剤の推進により受付回数が増加したものの、薬価改定及び調剤報酬改定の影響があったことにより、薬剤料単価及び技術料単価が減少した。また、コスト削減及び適正化に取り組んだが、物価上昇の影響により費用が増加した。

医療関連事業の売上高は108億1400万円(12.0%増)、営業利益は11億5800万円(24.5%増)となった。

通期は、売上高1800億円(8.3%増)、営業利益120億円(21.8%増)、経常利益120億円(18.9%増)、親会社に帰属する当期利益65億円(18.4%増)を見込んでいる。

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