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マツキヨココカラ/4~12月営業利益74.2%増、統合効果で

2023年02月14日 14:20 / 決算

マツキヨココカラ&カンパニーが2月14日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高7142億7600万円(前年同期比40.6%増)、営業利益483億5800万円(74.2%増)、経常利益518億3100万円(71.6%増)、親会社に帰属する当期利益322億5900万円(12.2%増)となった。

マツキヨココカラ&カンパニー

マツモトキヨシグループの売上高は4274億円(4.8%増)、セグメント利益317億4200万円(25.4%増)。ココカラファイングループの売上高は2847億5800万円(204.8%増)、セグメント利益210億9400万円(394.6%増)。

2022年12月末現在における同社グループの顧客接点数は、1億2803万となり、国内店舗数は3393店舗(うち調剤薬局数917店舗、健康サポート薬局数137店舗)。

マツモトキヨシグループは、利便性の追求(顧客とのつながりの深化)、独自性の追求(体験やサービス提供の新化)、専門性の追求(トータルケアの進化)、グローバル戦略としてアジア市場でのさらなるプレゼンス向上、経営統合によるシナジー実現を推進した。顧客接点数は、2022年12月末現在、9760万まで拡大している。

店舗は、「マツモトキヨシ」ブランド戦略の一環として、これまでの店舗をさらに進化させた「スタンダードタイプ」「郊外型デイリータイプ」「都市型フラッグシップタイプ」「matsukiyo LABタイプ」「グローバルタイプ」の5つの店舗フォーマットに再構築し、リニューアルを開始している。

PBは、美白機能に特化した「ザ・レチノタイム ホワイト」の展開をスタート。「アルジェラン」から新ヘアケアシリーズ「プレミアムリペア」の販売とリップスティックのリニューアル、「matsukiyo」から「W/M AAA(ウーマン メソッド トリプル A)」のスキンケアラインのリニューアル、おむつを使う人と買う人に寄り添うパッケージデザインにこだわって開発した「大人用おむつ」などを発売した。

調剤薬局数は401店舗となり、厚生労働省の認可を受けた健康サポート薬局数は33店舗。薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は179店舗まで拡大している。

海外事業は、海外店舗展開として、2022年5月に香港において新規出店。2022年12月末の海外店舗数は、タイ王国で27店舗、台湾で21店舗、ベトナム社会主義共和国で5店舗、香港で4店舗の合計57店舗となった。

ココカラファイングループは、利便性の追求(顧客とのつながりの深化)、独自性の追求(体験やサービス提供の新化)、専門性の追求(トータルケアの進化)という3つの国内重点戦略に対して、マツモトキヨシグループと同様の取り組みを実行。ココカラファインヘルスケア各店舗において、2022年11月1日よりココカラポイントとdポイントのダブル付けを開始するなど、販促手法でマツモトキヨシグループとの統一化を進めた。

2022年12月末現在、顧客接点数は3034万、調剤薬局数は516店舗となり、健康サポート薬局数は104店舗。

通期は、売上高9500億円(30.1%増)、営業利益578億円(40.7%増)、経常利益621億円(39.3%増)、親会社に帰属する当期利益381億円(10.8%増)を見込んでいる。

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