サツドラHD/5月期、新型コロナ関連の商品評価損で営業減益
2023年06月21日 10:50 / 決算
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サツドラホールディングスが6月21日に発表した2023年5月期決算によると、売上高874億8100万円(前年同期比5.5%増)、営業利益2億9900万円(59.9%減)、経常利益3億2700万円(58.7%減)、親会社に帰属する当期利益8700万円(72.5%減)となった。
リテール事業の売上高は863億4600万円(5.2%増)、セグメント利益は2億8700万円(56.4%減)となった。主に北海道内でのドミナント化を目指したドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗のチェーン展開に加え、訪日外国人が多く訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗の運営を行った。
営業面では、エブリデー・セイム・ロープライス(ESLP)を中心とする低価格戦略を推進することで、お客から支持される店舗づくりや、作業平準化による業務効率の改善を目指すとともに、生鮮食品を含めたラインロビングの強化により、商品カテゴリーの拡大を図った。
また、公式アプリを活用したデジタルマーケティングの推進にも取り組んだ。調剤薬局では、門前薬局の運営に加え、ドラッグストアフォーマット店舗での併設調剤も行った。このほか、フィットネス事業や管理栄養士による栄養相談会といった生活サービスの提供にも取り組んだ。
売上高は、物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、お客の来店頻度の減少に伴い客数は減少したものの、ワクチン・検査パッケージの実施や医療用抗原検査キット販売の増収効果に加えて、訪日外客数の回復にあわせて、休業していたインバウンドフォーマット店舗を順次営業再開したことにより、前年同期を上回った。しかし、利益は、消毒剤をはじめとする新型コロナウイルス感染症関連商品等の商品評価損の計上等により、前年同期を下まわった。
次期は、売上高950億円(8.6%増)、営業利益10億円(233.9%増)、経常利益10億円(205.5%増)、親会社に帰属する当期利益3億円(243.7%増)を見込んでいる。
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