DCMHD/3~5月、節約志向の買い控えなどで営業利益6.2%減
2023年07月03日 10:20 / 決算
DCMホールディングスが6月30日に発表した2024年2月期第1四半期決算によると、営業収益1238億7900万円(前年同期比8.6%増)、営業利益92億2500万円(6.2%減)、経常利益91億400万円(10.3%減)、親会社に帰属する当期利益56億6500万円(12.9%減)となった。
小売業界では、電気代や生活必需品などの物価上昇による生活防衛意識の高まりに加えて、人件費や物流コストの上昇など、厳しい経営環境が続いた。そのような状況の中、「新世代ホームセンター創造への挑戦~店舗の“再”活性化+事業領域の拡大~」を方針とする第3次中期経営計画(2023年度~2025年度)を始動させた。
既存店改革を中心とした店舗戦略、ローコストオペレーションの更なる追求、独自の“BOPIS”スタイルの構築、プライベートブランド商品開発体制の深化、M&A推進による事業領域の拡大とともに、サステナブルな事業価値、株主価値拡大を追求し、2030年のビジョンである「生活快適化総合企業」の実現へ向け取り組んだ。
第1四半期連結累計期間においては、旅行など外出の増加、節約志向の高まりによる買い控えなど厳しい状況となったが、ホームレジャー・ペット部門では前年を上回り、好調に推移した。DCMブランド商品は、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コスト上昇などの影響を受けたが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ効果もあり、売上高構成比率を引き上げた。
グループの新規出店は6店舗、退店については4店舗を実施した。これにより、第1四半期連結会計期間末日現在の店舗数は677店舗となった。また、第1四半期連結累計期間末日に完全子会社化したエクスプライスが、第1四半期連結累計期間においては、全期間にわたり営業収益の増加に寄与した。
通期は、営業収益4940億円(3.6%増)、営業利益310億円(3.1%増)、経常利益306億円(3.5%増)、親会社に帰属する当期利益187億円(3.1%増)を見込んでいる。
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