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カワチ薬品/4~6月、調剤併設推進や電気代抑制で増収増益

2023年07月26日 10:30 / 決算

カワチ薬品が7月26日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高705億6400万円(前年同期比2.5%増)、営業利益17億5400万円(11.9%増)、経常利益20億3500万円(10.9%増)、親会社に帰属する当期利益13億1300万円(11.5%増)となった。

<カワチ薬品>

ドラッグストア業界では、国内外における人流の増加から化粧品等の美容に関する商材の回復やインバウンド需要に回復の兆しが見られる一方、競合各社の出店攻勢に加え、各種商品の値上げに伴う他業態との戦いが続いていること等から、引き続き厳しい環境が続いた。

このような中、グループでは、新規出店及び専門性強化策としての調剤併設を進めるとともに、原材料価格の上昇による値上げが相次ぐ中、相対的優位性を保つべく、物流を活かした一括仕入れ等を行い、商品の確保及び販売促進に努めた。一方、物流センター稼働に伴い、作業効率向上に取り組むことで人件費の抑制に努めたほか、電力会社の節電キャンペーンに参加し、店舗照明の間引き等の節電対策を行ったことにより電力使用量が抑制された結果、販管費は計画を下回った。

新規出店では、既存地区である、茨城県に2店舗、千葉県に1店舗、計3店舗を出店した。調剤薬局は、千葉県の新店に1件併設した。これによりグループの店舗数は、計367店
舗(内、調剤併設145店舗)となった。

通期は、売上高2865億円(1.6%増)、営業利益60億円(9.2%減)、経常利益70億円(8.8%減)、親会社に帰属する当期利益42億円(0.5%増)を見込んでいる。

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