ニトリHD/4~6月、円安による輸入コスト上昇などで営業利益10.7%減
2023年08月08日 11:30 / 決算
ニトリホールディングスが8月8日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高2185億400万円(前年同期比0.9%増)、営業利益329億7300万円(10.7%減)、経常利益335億1800万円(9.3%減)、親会社に帰属する当期利益229億1300万円(8.1%減)となった。
国内では、第1四半期連結累計期間において、既存店の改装を積極的に進めた。また、より多くのお客に満足してもらうために、家具400アイテムの期間限定価格での提供、インテリア用品450アイテムをお試し価格で提供するなど各種キャンペーン施策を実施した。販売費及び一般管理費は、物流の内製化や拠点再配置による発送配達費の削減などを行い、経費の抑制に努めた。しかしながら、円安の進行に起因する輸入コストの上昇等により売上原価は増加した。
第1四半期連結累計期間における販売実績では、汚れ・ひっかきに強い張地を使用したロータイプのリビングダイニングテーブルセット「リラックス」や、オーガニックコットンを混合したやさしい肌ざわりが特徴の天然素材寝具などの売上が好調に推移した。
新しい買い方の提案に関する取り組みとしては、ニトリネットにて週2回配信を行っている「ニトリLIVE」において、キャンプフェス「GO OUT JAMBOREE 2023」に初出展し、今季のアウトドア用品について、初めて屋外イベント会場から生配信した。また、累計配信回数が100回を超え、これまでに多くのお客が視聴している。引き続き、オンラインとオフラインの融合施策を推進し、お客との継続的な関係性の構築と、買い物利便性の向上に努める。
海外は、第1四半期連結累計期間において台湾で3店舗、中国大陸において5店舗、マレーシアにおいて1店舗を出店した。「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」という企業理念のもと、今後も未出店の国・地域も含め店舗網の積極的な拡大を進める。
島忠事業は、商品の品揃えについて見直しを進めており、プライベートブランド商品として、新規にミニベロ自転車を投入した。また、プライベートブランド商品の展開加速を見据えて、物流拠点の再構築を進めた。グループにおける重点施策として、今後もお客の暮らしに密着した「お、ねだん以上。」のプライベートブランド商品開発の拡大と、商品力の強化を図り、地域のお客の快適な暮らしに貢献する。
通期は、売上高9320億円(1.7%減)、営業利益1451億円(3.6%増)、経常利益1470億円(2.0%増)、親会社に帰属する当期利益1000億円(5.1%増)を見込んでいる。
■ニトリの関連記事
ニトリHD/3月期13カ月変則決算で増収増益・当期利益は24年ぶり減益
決算 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- 賃上げ2024/ゲンキー正社員平均5%アップ
- 04月26日
-
- 大戸屋/「そよら横浜高田」に新店舗オープン
- 04月26日
-
- イオン九州/長崎県の医療介護施設に無人店舗5/1オープン
- 04月26日
-
- 吉野家HD/ラーメン店向けめん・スープ製造の宝産業を買収
- 04月26日
-
- 西武グループ、野村不動産/「軽井沢千ヶ滝地区」を共同開発
- 04月26日
-
- ニトリ/中国95店舗目「福州倉山愛琴海店」オープン
- 04月26日
-
- SHEIN/キャッシュレス決済「PayPay」導入
- 04月26日