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ABCマート/3~8月、客数・客単価増加で増収増益

2023年10月13日 11:00 / 決算

エービーシー・マートが10月11日に発表した2024年2月期第2四半期決算によると、売上高1694億6400万円(前年同期比24.4%増)、営業利益293億2000万円(46.6%増)、経常利益305億8000万円(49.2%増)、親会社に帰属する当期利益210億4300万円(58.0%増)となった。

<ABCマートの店舗>

国内における売上高は25.0%増の1193億3600万円、セグメント利益は41.8%増の243億円だった。販売戦略では、SNSを中心とした販売促進活動を通じて、国内需要やインバウンド需要の取り込みを強化し、付加価値の高い高単価なスニーカーやアウトドア向けシューズ、トレンドのスポーツサンダルや取り扱い品目を拡大したアパレルの販売に注力した。

店舗展開は、郊外のショッピングセンターを中心に、上期で29店舗の新規出店を行いました。大型商業施設やショッピングセンターの売上拡大、スポーツアパレルの拡充のため、「GRANDSTAGE」「ABC-MART SPORTS」の出店を拡大した。

また新規顧客の獲得のため、売場面積の拡大を積極的に行い、2バナー以上の複合業態の出店を進めた。これらの結果、既存店の改装は34店舗実施し、このうち増床改装は22店舗、複合業態への転換は24店舗となった。

施設の閉館に伴う閉店とスクラップアンドビルドの促進により、27店舗の閉店を実施。これにより、四半期末時点の国内店舗数は1086店舗となった。「GRANDSTAGE」は78店舗、「ABC-MART SPORTS」は99店舗、複合業態店舗数は91店舗、また連結子会社オッシュマンズ・ジャパンが運営するスポーツセレクトショップ「OSHMAN’S」は12店舗だった。

上半期の国内店舗は、購買機会の増加と商品の平均単価の上昇により客数・客単価がいずれも1割程増加したことから、全店の売上高増収率は前年同期比21.8%増、既存店は前年同期比20.9%増となった。四半期も、全店は前年同期比22.2%増、既存店は前年同期比21.6%増だった。

なお、第1四半期連結累計期間より、100%子会社のオッシュマンズ・ジャパンを連結の範囲に含めているが、国内店舗の売上高増収率には「OSHMAN’S」は含めていない。連結子会社の連結業績へ与える影響は軽微だった。

通期は、売上高3322億円(14.5%増)、営業利益507億円(19.9%増)、経常利益520億円(19.9%増)、親会社に帰属する当期利益355億円(17.3%増)を見込んでいる。

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